2日目の朝は5時に起きて

宿からすぐ近くにある春田浜へ



オーナーのしゅんぞうさんに

日の出スポットを尋ねたら

ここをオススメされたので

毎朝通った


旅に出た時は

必ず朝日を見る


てか旅に出た時くらいは

見たいよね




しゅんぞうさんファミリーは

ライフラインを

中央集権に頼らない

自立型ライフを送ってて

水は山からの湧き水だし

火は薪から起こすし

田んぼや畑も目の前に広がってる

自給自足生活



穴場スポットで

海水を汲んで来て

釜で塩も作ってる





カウンターカルチャーの

魁のような人で

今となっては一周回って

災害時にも最強な

これまた最先端の人だ


山と海があるって最強

自然からの恵に溢れてる



しゅんぞうさんは

屋久島にある山登りツアーのガイドや

アクティビティのエキスパートでもある




この時期はちょうど目の前の

種子島から太陽が昇ってくる









宿に戻ると

看板黒猫が2匹でお出迎え






朝食が用意された

デッキの目の前には

綺麗に刈られた庭と青空が広がる




玄米餅が美味しかったあ

そしてお味噌汁も今までで

1番美味しかった


飛び魚の出汁かと思ったら

出汁は椎茸だったから

自家製大豆の旨みのようだ











爽やかな風が吹き抜ける

心地いい空間





この日は宿からも近い

ヤクスギランドに行くことにした


屋久島ビギナーには外せない王道



県道から横に入って行くと

そこは猿の楽園だった



朝の毛繕いタイム




まったくもって車やニンゲンに

警戒心がないお猿たち





お猿とニンゲンといい距離感で

共存して来たんだね





ヤクスギランドへの道も

新緑の山間を縫って

壮大な眺めが楽しめる










ヤクスギランドを8:30にスタート

まだほとんど人気がなくて

静かな朝




ここはたくさんのコースがあって

自分の体力や気分によって

選べるのがいいね


30分コースなら

歩道も整備されてて

足に自信のない人でも

ラクに楽しめる


他にも

50分コース

80分コース

150分コース

210分コース

とあって


私は80分コースをチョイス


ちなみに天柱石が頂上に

そびえ立ってることで有名な

太忠岳の登山口もある



こんな石が

頂上に立ってるって奇跡的


この石の足元に

祠もあるらしいので

山岳信仰も盛んだったんだろう


健脚なら登りたかったな









江戸時代

島津のお殿様の命令で

屋久杉の伐採が

本格的に始まったらしい



切り倒したそばから

運びやすいように加工して

ほとんどは屋根材に利用されていた





その切り株からまた

2世の杉が生えてたり

他の木のタネが落ちて

違う植物が生えてたりして

ダイバーシティの世界が広がってた




共存共栄していかないと

過酷な自然環境では

やっていけないんだね




























立て看板を見ると

ちょうどコースの

真ん中あたりで休憩して

行動食に持って来た

松の実をほおばる





この日は久しぶりに

トレッキングシューズで

歩いてたけどどうも調子が悪い



厚底のせいか大地との

接地面の感覚が

イマイチわからなくて

どうにも足が浮いてる感じがして

心地悪い





普段の筑波山界隈の山歩きでは

ほぼマンサンダルなので

足がしっかり大地を

掴んでる感覚があって歩きやすい


島でも
マンサンダルで過ごそうと
持って来てたので
履き替えることにした

本音を言えば裸足で歩きたいわ〜w




それにヤクスギランドなら
ほとんど整備されてるし
危険そうなところは
そんなにないので大丈夫そう


とは言え
山や自然を舐めたらアカン

むしろ無理は禁物

そこは慎重に更に歩を進める





整備道がなくなると
こんな木の根の道が続く
















一周回って出口に着く頃には

たくさんの大型バスが来てて

大量の観光客が押し寄せていた


危機一髪www


せっかくの大自然を堪能するなら

渋滞や行列を避けて

静かに過ごしたかったので

早めに来てよかったよ



白谷雲水峡は

もっと早く出発しようと心に誓った








ヤクスギランドを後にして
山から下りてくると
ちょうど時間が11時だったので
早目のお昼を食べることにした

宿までの県道沿いに
ずっと気になるお店があって
その前を通ったら
暖簾が出てるじゃない

入るよね

居酒屋 安永丸



食べるよね

飛び魚の唐揚げ




飲むよね

たんかんジュース





浸かるよね
尾の間温泉





あんまりやる気がない番頭さん




ここの温泉

写真じゃまったくわからないけど

激アツの温泉

水温なんと49度





何かの罰ゲームレベル


そもそもぬるめが好きなのに…


この熱さは

嫌がらせかってくらいに熱い🫠


あまりの熱さにギブしようかと

モジモジしてたら

地元のオバチャンらしき人が

あの水の蛇口まで行けば

大丈夫と教えてくれた


対岸にある蛇口から

チロチロと水が滴り落ちてる


そこまで入って行って

蛇口を最大にしたのは

言うまでもない


それでも熱いから


ちょっとくらい水を

足したところで

なんの足しにもならない


熱いお湯って皮膚が痛いのよね


修行か


でもいつの間にか

この熱さが

病みつきになるというね


地元の人たちも

カラスの行水よろしく

短時間でどんどん上がっていく


ここまで熱いと

何かがスッポリ抜けていく感覚で

それが結構

快感になるから不思議だ


調子に乗って

しばらく入ってたら

完全にノボせた



この日から帰る日まで

たんかんジュースと温泉が

ヘビロテルーチンになった



足湯もある



お宿の夕食まで

たっぷり時間があったので

島を一周してみることにした



西部林道と言われる

海岸線に沿って走るドライブコース



仲間浜のガジュマル












屋久島最大の滝

大川(おおこ)の滝





いやあ

ここの滝は凄かった

とにかくド迫力に圧倒された


わたし的にはベストオブベスト

屋久島トップオブトップかな


そして最終日にまた来るというね








謎の石のオブジェが立ってる




爽快なマイナスイオンを
たっぷり浴びて
また車を走らせる

鹿が出て来て
しばらく見つめ合う




かと思ったらまた

猿、猿、猿

お猿のオンパレード


まさに猿の楽園








ちょっと走ると猿の軍団


止まりながら

徐行しながらの

のんびりドライブ


屋久島は猿の惑星か






今も現役の屋久島灯台






遠くに見えるのは

何年か前に噴火した

口永良部島






そのまま北上して行くと

ウミガメの産卵で有名な

いなか浜























ロープの張ってある砂地に
産卵に来るらしいので
ここは立ち入り禁止

これからの時期が産卵ピークらしい






西郷どんが島流しの

途中に立ち寄った

一湊の浜辺





西郷どんって

奄美大島と徳之島と2回も

流刑されたんだね



徳之島へ向かう途中に

立ち寄ってここで

八泊したらしい





屋久島のみならず

鹿児島の人たちは

本当に西郷どんをリスペクトして

愛してるのが伝わってくる





県道沿いにある布引の滝









荘厳な滝のしぶきを浴びて

クソ熱い温泉でサッパリして

たんかんジュースも飲んで

猿や鹿にも癒されて

はあ〜屋久島極楽極楽




釜炊きご飯と

手作りの旬のものが並ぶ

豊かな夕食


野菜の天ぷらに
飛び魚のオーブン焼き
島豆腐に
島らっきょうの和物と
どれもこれもが美味しかった




遅くまで

あゆみさんやしゅんぞうさんと

いろんな話で盛り上がる


特に電磁波の話になって

バランステストしてみたりと

面白い展開になった



中日でもある3日目の明日は

どう過ごそうかなと思案しながらも

心地よい疲れで眠りについた