発熱は恐れることではない | 明日天気になぁ~れ!ミウラはり灸漢方院のブログ

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尼崎市武庫之荘のミウラはり灸漢方院のブログです。
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当院でも発熱に関する相談も増えてきています

報道により

発熱⇒肺炎悪化⇒重症化⇒死という図式がイメージされることが多い見たいです

また、接種後の発熱に対して直ぐにカロナールやアセトアミノフェンの処方を推進されることから

発熱=

直ぐに解熱鎮痛剤を飲むという意識になってきているように思います
この短期間でこのように想起させるというマスコミの洗脳効果に驚くばかりです

これは言われるように、自分の中の免疫システムを衰退させていくことになりますから今後大変なことになって来そうですね

=石垣稔さんの記事投稿転載=

2021.09.01投稿記事

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*発熱は恐れることではない

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昨年以降、特に今年に入ってから、【発熱】に対して過剰な反応をされる方が増えてしまったように思います。【風邪】についても同様です。

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そもそも【発熱】は怖いものではなく、人が持つ基本的な免疫力による防御反応であり、元の調子を取り戻そうとする正常な身体の反応です。

また【風邪】は、健康で調和の取れた身体に戻すための反応です。

 

 

▼【発熱】をすることで何が身体に起きているか

 

人の身体は、通常、平熱(36度〜37度)に体温が維持されていますが、病原体と呼ばれるウイルスや細菌、原生動物の感染、また、体内の炎症などに起因して【発熱】をします。

 

この発熱時、同時に身体の中では、免疫・代謝、ストレス応答(*1)などに関わる遺伝子や細胞が活性化し始めます。

 

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*1:ストレス応答

細胞や個体が過剰なストレスに曝されると、様々な疾患を引き起こす。この、ストレスの悪影響を防御し、または緩和し、回復させるために身体が反応すること。人を含めた生物は、生まれながらにして、様々なストレス応答の機能を備えている。

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この「発熱」こそが、体内の異物を排出・排除し、炎症やストレスから身を守り、心身の不調和を解消し、元の健康な状態に戻そうとする重要な生体反応であり、この身体の働きが、ホメオスタシス(*2)を維持することで、いのちを守り、免疫力や耐性を強化してくれます。

 

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*2:ホメオスタシス(homeostasis:同一の状態の意)

神経やホルモンなどの働きにより、生体が外的および内的環境の変化を受けても、生理状態などを常に一定範囲内に調整し、恒常性を保つこと。また、その能力。

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つまり、免疫機能を正常に保ち、さらに強化するためには、この身体の機能を妨げることなく、自然の経過に任せることが最も重要です。

 

子どもが頻繁に熱を出すのは、新たな病原菌への耐性を身に付け、環境に適応した強固な身体作りをしていることでもあり、大抵の場合は、親の心配をよそに、発熱している子どもは元氣で活発でいることが多いものです。

以前は、子どもの発熱を「知恵熱」と呼んでいました。

 

 

▼健康な場合の発熱の経過

 

健康体の場合、風邪薬や解熱剤を服用せず、消化が良い物をできるだけ少食にし(断食が最も効果がある)、水分(水よりも刺激の少ない三年番茶などが最適)を適切に摂り、安静にしているだけで発熱や風邪は治まってきます。

 

 

さらに「梅の黒焼き(少量を1日1回)」「梅肉エキス(大豆2豆分くらいを湯や三年番茶に溶き1日2回)」、「本物の梅干し(梅晩茶にして飲む)」を補助的に摂ると効果的です。身体が酸性に傾きがちな人は、特に効果があります。

 

この間、かかっても約2日〜3日です。

そして、熱が下がった後も、すぐに過食をしたり、身体を冷やしたりしないこと(半日〜1日)が大事です。

 

熱が下がった後、すぐに不要な栄養を身体に摂り込んだり、身体を冷やしたりすると、再度発熱したり、風邪がぶり返すことになり、その場合の発熱や風邪は、長引くことに繋がります。

 

 

2日〜3日経過しても発熱が続く、寒氣がする、などの場合は、後頭部に熱い蒸しタオルを当て、おでこは冷やすようにすると効果があります。

 

尚、汗をかいたときはそのままにせず、適時、下着やタオルケットを取り替えるようにします。

 

以上のように自然経過させることで、新陳代謝は活発化し、発熱(風邪)をする前より、身体の不調が整ったり、氣になっていた痛みが消えたり、身体が引き締まり、肌や顔色も良くなることも珍しいことではありません。

 

 

但し、自然に経過させていても、発熱が3日〜5日以上続く時は、他の要因を疑う必要があります。

その場合、必要に応じて適切な判断が求められます。

 

 

▼発熱や風邪がこじれる(長引く、悪化する)理由

 

最大の原因は、医師の診察を受けることです。

医師の診察を受けると、大抵の医師は解熱剤や風邪薬などのクスリを処方します。

これらのクスリは症状を抑えようとするだけで、根本から治療を行う性質のものではありません。

 

起きている症状をクスリなどを使って抑え込んでしまうと、排出すべき毒素を出し切れず、ウイルスや細菌と闘う正常な免疫反応を抑制し、調和が取れないままの身体となってしまい、症状も長引き、さらには別の病を誘引しやすくなります。

 

また、処方されたクスリが重症化を引き起こす可能性も否定できません。

一例を挙げれば、インフルエンザに感染したことで起こるとされている「インフルエンザ脳症」は、処方された解熱剤によって起きているとされる調査報告があり、クスリを服用していない人には起きにくいことが明らかにされています。

(勿論、現在の医学界は、公式に認めてはいません。)

 

また、医師は栄養があるものを食べることを推奨しますが、"食べる"という行為は、消化のために多大なエネルギーを消費します。

前述の通り、発熱や風邪の際は、免疫・代謝、ストレス応答にエネルギーを集中することが重要ですが、消化にエネルギーを割かれると、この重要な機能を妨げることになり、その結果、症状が長期化し、症状が重くなり、別の病を誘引することにも繋がって行きます。

 

 

▼発熱をしてPCR検査をすると陽性者とされる怪

 

昨年の7月31日にも「夏風邪とPCR検査にご用心」という記事を投稿しましたが、例年7月から8月にかけては夏風邪やアデノウイルス系の症状が出やすい季節であるにも関わらず、昨年に引き続き、夏風邪やアデノウイルス系の報告は減少しています(インフルエンザも同様)。

 

最近、夏風邪を引いた、という話も聴かなくなりました。

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同時に、発熱をした、というだけで PCR検査を受けに行く人が急増し、PCR検査を受けに行かれた方の多くは陽性判定をされています。

ですが、周囲をよく見渡すと、陽性判定をされても、その多くの方は軽度の症状で社会復帰をされています。

 

こうした現実を、今一度冷静に捉え、客観的に考えて見てください。

今、社会で起きていることは、本当の非常事態なのでしょうか?

非常事態は、人のこころに起きてはいないでしょうか。

 

 

夏風邪やアデノウイルス系の症状が、いつの間にか新型コロナとみなされるようになりつつあります。

 

そしてそれよりも恐ろしいのは、人が生まれもって自然からいただいた重要な生体反応である【発熱】を、悪と感じるようになり、対症療法で抑え込むことが主流となりつつあることです。

 

 

▼自らの身体を守れるのは自分自身でしかない

 

対症療法を行い、これを継続することで、人は確実に生命体としての免疫力や自然治癒力、代謝やストレス応答機能まで劣化させ、それは新たな病への脅威を創出することに繋がります。

 

溢れかえる情報に惑わされず、自分の力で考えることが大切です。

新しい情報が、必ずしも正しい情報とは限りません。

迷った時は、先人達の智慧を調べ直してみてください。

 

私たちは、来たるべき"免疫崩壊社会"に向けて、身体の機能を整えておく必要があります。

 

そのために、身体を整えるための重要な身体の反応が、【発熱】にあることも忘れてはならないのです。

 

 

今日、9月1日は「防災の日」です。

近年度重なる不可思議な自然災害は、今年になってもとどまることがなく、昨今でも過去に例のない8月の長雨、降雨災害により、各地で甚大な被害が起きています。この影響で、この秋以降、食糧難についても課題となる可能性があります。

 

今後についても、自然災害と呼ばれるもの、特に、地震や火山活動などには、一層の注意が必要です。

 

そして、何より最大の防災(災害やわざわいを防ぐこと)は、"与えられる情報"から身を守り、健全な生体機能を失わないことです。

 

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