9月上旬に光啓公園を訪れました。
徐光啓(1562‐1633)は明代末期の中国の科学者で、キリスト教徒。
博学多才で、科挙に合格後、高級官僚に登用されました。
キリスト教の宣教師から、西洋の知識(天文学・地理・物理・水利・暦数)を学び、宣教師マテオ・リッチと共同でユークリッドの『幾何原本』を翻訳しました。
宣教師アダム・シャールの協力により刊行した暦法書『崇禎暦書』、日本にも大きな影響を与えた農書『農政全書』など、数多くの著書や翻訳書があります。
公園の近くにある徐光啓の像。
このあたりは、徐光啓の末裔が住んだことから、清の康煕年間には「徐家匯」と呼ばれるようになりました。
公園は、もともとは徐光啓の墓地で、1641年、勅命により造営されました。明代の墓制に即して、牌坊、参道、墓が配置されています。
公園の入り口にある牌坊。
奥に見えるのは、1903年、カトリック上海教区が建てた大理石の十字架です。
十字架の前で、おばあさん太極拳の練習中?
参道の両側には人や動物の石像が立っています。
蓮池や林があり、緑豊かな公園です。
公園の西側にある徐光啓記念館では、徐光啓の生涯、功績などを紹介しています。
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以前、夏に公園で猫の親子を見かけたのですが、その後、引っ越したらしく、姿を見ることはありませんでした。
この日、林の中で猫の親子に再会
お食事中の猫たちです。
子猫たち、元気よくごはんを食べています。
後ろにいるのがお母さん。
お母さん、しっかり見張ってますね。
安心してね~
白猫ちゃんは、好奇心が強いね
一心にこちらを見ています。
頭の模様が可愛いね
みんなたくさん食べて、大きくなってね