青山クロスシアターでの観劇の後、今度は赤坂レッドシアターへ移動。

RISU PRODUCEさんの「じぶんさがし」を観劇してまいりました。

 

映画「光と血」で大好きになった世良佑樹さん(感想1(感想2)が出演されるというので、ずっと楽しみにしていました。チケットも頑張って最前列ゲットしたし!笑

 

ここで誰にという訳でもありませんが、弁明めいたことを書いておきます。大きな独り言です。

(長いので反転)

世良さんのことは、陳内さんが映画のトークゲストで出演なさる、という「きっかけ」で知ることになった俳優さんです。そして鑑賞した結果、私は「光と血」が大好きになり、そこにご出演なさっていた世良祐樹さん・打越梨子さんのファンになりました。いい俳優さん・女優さんだなあ…新作出たら見たいなあと。

打越さんに関しては先日公開された映画「蹄」を見に行きました。これもすごく印象的な映画です。

というわけで、私は演劇の世界の素晴らしい点のひとつには「きっかけ」が存在すると思っています。

もちろん、この「じぶんさがし」に世良さんが出演なさったことで、また新たなきっかけを貰いました。

「RISU PRODUSE」という素晴らしい劇団があることを知れたからです。

 

俳優さんを好きになるということは、点と点を繋いでいくことと似ているような気がします。

そんなわけで、今回は世良さんの生の演技をあんなに間近で見られて、すごく暖かい幸せな気分になりました。

 

話逸れましたが、作品の感想。

 

▼小さな劇団にすべての答えが詰まってた

これは私の個人的感覚が強すぎるので、感想というよりは雑感にはなるのですが、常々、私は俳優を応援しておきながら「この人たちはなぜ俳優という職業を選んでるんだろう?」というある意味へんてこりんな逆説を抱えていたんですよね。

あー、これを書きだすと自分の闇しか出てこないから割愛しますが(笑)「なんで俳優なの?」「なんで劇団なの?」「なんで事務所なの?」「なんで映画なの?ドラマなの?舞台なの?」と、俳優という存在が謎で仕方なかったんですよね。

 

けれど私の周囲にはボーカリストはいるけど、俳優でその身を立てている人はいなくて、聞くに聞けない。「演技が好きだから」「芝居が好きだから」とよく聞くけど、「じゃあなぜ芝居が好きなの?」ってずっと思ってた。でもそれは私自身も「なぜ音楽が好きなの?」と言われても「好きなもんは好きなんや!」って答えるだけしかできなくて、でも俳優は演じるにあたり、それを言葉で解釈しないといけない責任があるってずっと思ってたんですよね(言葉にする機会がある・なしは別として)

 

厳しい言い方をすると「芝居が好きだから」だけじゃ成り立たないというか、その芝居の先にある「役柄」というものについてをもっと掘り下げて言葉にして、噛み砕いて落とし込んで、自分で飲み込むという作業が必要だと、私は俳優じゃないのに勝手にそう思っていて、でもそんなことは今の今まで一度も言葉にしたことはありませんでしたが、なんかそういうもんだと思ってて、この舞台はそれがすべて台詞として現れてた。ので、本当に俳優という職業に向き合った人が書いた脚本だとも思いました。

そういう言い知れぬ熱は、私の様な観劇素人にもなーんとなく伝わってきて、だから台詞に感動して泣けたんだと思う。

 

世良さんの演じる三島・横関さんが演じる原田。2人の若い劇団員志望者と、その若さを過ぎて色々味わい深くなった佐々木・近藤・長谷部。

その対極がなんとも味わい深くて、齋賀さん演じる近藤さんが嗚咽をあげて泣くシーン(たぶん「お前達と出逢えたことが俺の人生で一番大切なことやったと思う、、」的な台詞で暗転するシーンでは、私も最前列なのにアホみたいに大号泣してしまった。笑

 

結局、芝居はよほどのことがない限り「人」を演じる。

人じゃなかったとしても、全体を構成するストーリー・世界観には「人の想い」がある。

人が好きじゃないと俳優はできない。自分以上に人を。人以上に自分を好きになれないと、観客の心は動かせない。

私は、そんな「人」の想いや好きを感じたくて、観劇してるのだなあ、としみじみ思いました。

 

 

▼世良さんが暖かくて、かわいい

前回初めて見た世良さんの演技「光と血」では、世界に絶望した世良さんだったから(役が!)全く予測してなかったんですけど、今回は純粋まっすぐキラキラ!……なんだけど、なんか闇持ってる、みたいなのが見えた瞬間「おおおおおおおおおおおおおおおお」となんだか言い知れぬ鳥肌が経ちました。よ。

 

でも素直にはい!ありがとうございます!(ニコニコニコニコ)って言ってるのがすんごい可愛くて、ぐいぐい引き込まれました。世良さんの演技はいつもそう。なんだか知らないんですがいつの間にか、馴染むんですよね…空気に。すごいなあ、これ。

 

泣いてるのも、笑ってるのも全部可愛かったです。

 

 

▼きっかけで好きになった俳優さん方々。また世界が広がる

冒頭の話に戻りますが、世良さんを見に行った結果、今回もまた沢山のいい俳優さん・女優さんを知ることができました。

中でも横関健悟さん・是枝敦之さん・松本勝さん。

私の好みはコミカルな演技ができる方 もしくは 完全シリアス派 とはっきり分かれるみたいで、お二人の新作はまたぜひ見てみたいなあと思っております。

 

横関さんの原田が大好きすぎます。笑

調子乗ってご本人様へリプ飛ばしてしまいましたが、ぜひ原田のスピンオフやってほしい~。

 

是枝さんはあの目が好きです。すごい目力!!!

アンニュイな空気感がたまりません(〃∇〃)

 

松本さんはすっごくいい声をされていて、ナレーションとかで聞いてみたい気がしました。

あと得体のしれない余裕のある優しさとか。

大人の貫禄がこの劇団にとって重要な意味を持っていたような気がしました。

 

ほんと、身体の不調も吹っ飛ぶくらい良い観劇dayでした。

ありがとうございました(*゚.゚)ゞ

 

お陰さまで私も「じぶんさがし」をする気力が湧いてきた(°∀°)b

そして執筆を久しぶりに始めました。

今の仕事を通して、将来的にやりたいことを探す気力が湧いてきた。

 

ということで、後々振り返ったら、思いっきり人生のターニングポイントといえる

作品になるかもしれませんv(。・ω・。)ィェィ♪