子ども工作アドバイザーの
ワクワクみうけんです、こんにちは！
自由研究や夏休みの宿題にピッタリのオリジナル工作。
大人気のエレベーターやゴム動力飛行機に加えて、今年の夏にはいよいよ２つのモーターで走る工作が新登場！
どれも未就学のお子様から中学生まで幅広く楽しんで頂ける内容です。
先日レポートした
全日本模型ホビーショー
【前編】見学レポート ～ 第57回 全日本模型ホビーショーに行って来ました！
ここで見つけて一発で惚れ込んだのが
これを製造販売しているの
日本で唯一の「木製帆船模型」のメーカーさん。
帆船だけでなく
名城や国宝級の建物、ゼロ戦、潜水艦、など
日本を代表する建築・構造の名作を
木材の質感を十二分に活かして模型化しているんです。
中でもボクの一番のお気に入りは
1/350 豪華客船「飛鳥Ⅱ」
全長69センチの大型模型です。
いつか作ってみたいなぁ。
この木造電車は鉄道模型の「Nゲージ」と同じサイズで、とても小さな模型です。
パッケージも手のひらに乗るほど。
お値段もお手頃で、迷わず「電車と客車」の２両購入して早速作ってみました！
パッケージの中身はこんな感じです。
車体の材料となる薄い天然木の板と
エッチングパーツと呼ばれる金属部品、
窓用の透明プラ板に、屋根などに貼るシール。
組立説明書もイラストや注意書きがとても解りやすくまとまっていました
さて、先ずは天然木の薄い板。
どれくらい薄いのかというと・・・・
こんなに薄いんですよー。
一番薄いので、0.2ミリくらいかな。
この薄さでも割れにくいのは、不織布(?)を貼り付けているから。
でも取り扱いは丁寧に、ね。
木製の部品は全て、精密にレーザーカットされています。
ほんの一部分だけ切れていないので、そこをカッターで「ちょん」と切れば簡単に抜き出せます。
組み立ての最初の作業は
木の素材の違う、つまり色味の違う２枚の板を貼り合わせて、電車の車体の側面を作ります。
木の素材同士ですから、木工用ボンドを使って貼り合わせます。
ボンドを付け過ぎてはみ出してしまうと、ボンドの光沢感が出てしまったりします。
なので、ここはつま楊枝などを使って、ボンドを少しずつ丁寧に付けた方が良いですね。
で、貼り合わせたものがコレ！
窓枠の部分をよーく見てみて下さい。
0.1ミリの違いもないくらい、ピッタリに合っています
（マス目の大きさは１センチです）
木のエッジもとってもシャープ。
プラモデルではなかなかここまでキチッと合わないですよねー。
レーザーカッターの精度の高さを改めて実感しました。
さぁ、こうやってどんどん組み立てていって、だんだん電車の形になってきましたよ。
屋根を乗せたところですが、ここでもホント寸分の誤差もなくキッチリはまる感じが気持ち良いですねー。
その屋根やサイドのラインには付属のシールを貼ります。
かなり厚めのしっかりしたシールですが、こちらもあらかじめカットされているので、剥がして貼るだけなんです。
ただ、粘着剤まできれいに切れてない所が一部あって、台紙に残さないようにできるだけゆっくりはがした方が良いかな。
それから、木製部品と違ってカット精度がやや甘いようなので、貼り付けの時は少々調整が必要かもしれません。
最後は金属部品（エッチングパーツ）の取り付けです。
今回選んだ車両では
乗降用ステップとヘッドライト、それに屋根の取り付けるポールが金属部品でした。
木と金属を貼り合わせるのですが、さてさて、ここは何を使って接着しましょう？
組立説明書では「瞬間接着剤」を指定していました。
なるほど、ゼリータイプならイケそうですね。
でも、ボクは瞬間接着剤はほとんど使わないので常備してないんです。
ということで、やっぱりここでも木工用ボンドの登場！
と言ってもいつもの黄色いボトルではなく、金属も「ある程度」接着できるという
「サクラ ボンドタッチ」
を使ってみました。
車体側にボンドタッチをチョンと付けて、薄くて小さくて丸いヘッドライトをピンセットで挟んで慎重に貼ります。
ゆっくり固着するので、貼り付けの位置合わせも、じっくり時間をかけてできますね。
そして最後に、
真鍮製のポールを取り付ければ、車体の完成です。
Nゲージとして走らせる動力には、鉄道模型メーカー「KATO」の動力ユニットが推奨されています。
動力車に連結する客車のほうには、同じくKATO製の台車を取り付けます。
さぁ、２両とも完成したらレールに乗せてみましょう！
天然木の質感とキリッとした輪郭が、大正～昭和初期に走っていたモダンな電車にとてもマッチしていて雰囲気満点
さらに、レーザーカットでできるエッジの焦げ目が、まるで墨入れをしたような陰影を生んで自然な奥行き感が出ていますね。
天然の素材と最新の加工技術が上手く組み合わさった素晴らしいキットです
もっと素晴らしいのは、この木製模型が動く、ということ。
夕焼け空の下、木の間をすり抜け、小さな古い街並みをコトコト走る「木造電車」をぜひ動画でご覧ください！
↑クリックまたはタッチすると再生が始まります
いかがでしたか？
手のひらに隠れるほどの小さな模型でも、木の質感と輪郭のシャープさで、実物のような存在感を醸し出していたでしょう。
登場したプラスチック製の駅舎や建物と比べてみても、その違いは一目瞭然だったと思います。
ぜひ、Woddy JOEさんには、この木造電車に似合う1/150サイズの駅舎や建物も商品化して欲しいところです
今回、初めての木製模型の製作でしたが、すっかりその魅力にハマってしまいました。
天然素材を使って組み立てる、ってところはボクの工作にも共通する部分で色々と学ぶこともたくさんありますし。
次回はゆっくり時間（と場所）を取って、もっと大きなものを作ってみたいですね。 （狙うは 1/350 飛鳥Ⅱ！！
）
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杉並区内で開催している工作教室では、木工用ボンドやはさみの使い方のコツなどもしっかり学んでもらっています
大きくなってからウッディジョーさんの精巧な木製模型を作る時には、きっと役に立ちますよ
ぜひ皆さんもお子様と一緒に工作教室で体験しましょう！
お待ちしています！
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