子ども工作アドバイザーの
ワクワクみうけん・三浦健司です、こんにちは！
工作教室にご参加頂いたお母様方からのお問い合わせが、お盆休みに入ってちょっと 一段落しています
お子様と一緒に、壁デザインやオリジナルの仕組み作りなど意欲的に取り組んで頂いているようで嬉しいです
皆さん、やっぱりお盆は実家や旅行に出かけるんですね～
少しの間、工作も宿題も忘れてゆっくりしてください
さて、今回ご紹介するのは
スチロールカッター
その名の通り
発泡スチロールやスチレンボードの切断に便利なツールです。
※※ 注意 ※※ 【8/15追記】
以下のように表面に紙が接着されていたり、粘着のり付きのスチレンボードは
スチロールカッターでは切ることができません。
スチロールカッターでは切れないスチレンボード商品名（ダイソー製）：
カラーボード（白、木目調、コルク、他）、貼れるボード（いずれも大きさは約450mm×300mm 厚さ5mm）
東急ハンズ他では「紙つき」や「片面粘着」などと値札に書いてあるので、良く見て購入してください。
電気を通して200℃くらいに熱せられた細い電熱線で発泡スチロールを焼き切る、という仕組み
線で切るので細かな曲線も自由自在
なんか地図のように複雑なパズルとかも作れそうですよね
ボクが愛用しているスチロールカッターはコチラ。
Amazonやヨドバシドットコムで900円前後で買えます
この製品には
電池式で取り回しが楽ちん
テーブル面が広いので垂直に切りやすい
切れ味の調節ができる
などのメリットがあります。
まずは電池式について。
電源コンセントに差し込んで使うコード式もありますが、けっこう煩わしいんですよね～電源コードって。
手の持ち方や角度が制限されたりするし。
その点、電池式はどんな角度で使ってもコードは邪魔しません。
使う場所にも気を使わなくていいですね。
２番目のテーブル面の広さは大切な要素。
スチロールカッターで切る時に気を付けたいのが電熱線を入れる角度なんですね。
基本的に厚みのあるスチレンボードなど切る場合は、素材面と切る断面とが垂直になっているのが良いんです。
そのために
テーブルの上に素材を乗せて、電熱線が素材面に直角に入っていくようにします。
このテーブルが広いと素材をピッタリ乗せやすいですよね。
で、しっかり乗せて切った断面はコレ。
きちっと垂直に切れてますね～。
艶もあって綺麗な断面です
そして３番目の切れ味の調節ができる。
良く知っている方は「えっ？」って思ったかも知れません。
ええ、そんな機能はこの機種に付いていませんよね。
ちなみにコード式のほうには電熱線の温度調節機能が付いてます。
でもちょっと工夫をすれば切れ味を変えられるんですよ。
そのカギを握るのが乾電池。
乾電池にはマンガン電池とアルカリ電池があります。
この２つの大きな違いは、流せる電流量です。
すごく大雑把に言うと
マンガン電池はアルカリ電池の半分程度の電流しか流せません。
スチロールカッターは電流量が多いほど電熱線の温度が髙くなり
スチロールが良く溶ける（＝良く切れる）のです。
アルカリ電池を使うと電熱線の温度が高く切れやすい。
マンガン電池を使うと電熱線の温度は低く切れにくい。
つまり
アルカリ電池を使うとサクサク軽快に切れるけれど
マンガン電池ではちょっと切れ味が悪い感じになります。
ここでちょっとご提案をひとつ。
スチロールカッター初心者や子供たちは
まずはマンガン電池で使い始めてはいかがでしょうか？
スチロールカッターで、
例えばあらかじめ下書きした線の上をキレイになぞるってけっこう難しいんですね
あまりサクサクっと進まれちゃうと、手が追いつかなくて余計なところまで切れちゃったりして。
なので使い慣れるまでは、ゆっくり切れるマンガン電池を使うと良いですよー
ついでにもう一つ
スチロールカッターで上手に切るコツをお伝えします。
それは 型紙を使う ということ。
特にキレイな直線や
同じ形をいくつも切り抜く
といったような切り方をするときには効果絶大なのです
例えば星形にいくつも切り抜きたいという場合、まず工作用紙などの厚紙を星形に切ります。
それを剥がれやすい両面テープでスチレンボードに貼ります。
セロハンテープを筒状にして貼ってもOK
あとはその型紙の端に沿って切っていくだけです。
テーブルにしっかり乗せることも忘れないでね。
切り口の断面もきっちりと真っすぐになっていますねー
型紙は切れたり焼けたりしないので何回も使えますよ
さてさて
先日の工作教室で作ったタワーのサンプルとして、ビー玉コースターを作ったのですが
このレールに使ったのがスチレンボードです。
切り出した道具はもちろんスチロールカッター。
木のレールでは難しいクネクネした曲線コースも簡単に作れました
ビー玉も静かに滑らかにゆっくり転がって、ちょっと上品なコースターに仕上がっています。
工作教室に参加してくれる子ども達の一番人気となりました
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