あけましておめでとうございます!今思っている事。
あけましておめでとうございます。
2017年、今年もよろしくお願いいたします。
すっかり遅めのスタートとなりますが、本日1月5日から活動開始です。
facebookにも書きましたが、今年は『育』の年にしたいと思います。
2016年はよく動いて、たくさんの種を蒔きました。
豆腐マイスターや業界活動を通じて蒔いた種
・おから味噌インストラクターの開始
・北海道真狩高校での大豆100粒運動forHighSchoolの開始
・築地での外国人向け豆腐料理教室
・日本ベジタリアン協会ベジタリアンアドバイザー講座
・エリカ・アンギャルさんとのコラボ講座
・豆腐パーティーに辰巳芳子先生が来場
・香港、中国、韓国、パリなど海外展開
・全国豆腐品評会、豆腐屋サミット
・自民党本部での豆腐議連発足
など。
これらの活動をしていく中で、豆腐業界も大きな転換期が来ている、
と感じることができる一年でした。
今年特に『育』をテーマに取り組みたいと思っていることを
以下の5つに分けて書いてみたいと思います。
・豆腐業界の芽
・海外展開
・食育活動
・おから味噌
・座学講師の育成
■豆腐業界の芽
全国豆腐品評会、豆腐屋サミット、豆腐議連、公正競争規約、常温豆腐の流通など、
これまでの豆腐業界が大きく変わろうとしています。
全国豆腐品評会や豆腐屋サミットを通じて感じたのは、確実に業界内で
若い芽が育ってきているという事。
20代~40代の若手が新しい発想で、また謙虚な姿勢で豆腐業を学び、
親や先代から引き継いだものを守りながら、我が道をつくろうともがき、
悩み、行動していく姿。
これこそが未来の豆腐業界をつくる原動力になるでしょう。
昨年、多くの若手の豆腐屋さんと出会い、その学ぶ姿勢に、その攻める姿勢に、
本当に感心し、刺激を受けました。
もちろん、変化はポジティブな事だけではなく、苦しみ悩むこともあります。
しかし、変化を進化に変えられるかどうかは、自分次第。
自分の心もちと行動次第だと思っています。
この変化を劇的にポジティブな流れに変えて、豆腐業界全体を良くしていくために
、未来の担い手を育てる場をつくるために今年も行動していきたいと思います。
■豆腐マイスターの海外展開
昨年、香港を皮切りに、中国深セン、韓国、そして年末にはパリで豆腐マイスターの開催。
そこで見えたものは、海外での豆腐の理解度はとても低く、まだ豆腐の地位も価値も高くない、ということ。
これは日本と同じ状況。
これを僕ら日本人が高めていかないといけない、ということ。
その機会もニーズもある、ということを、自分自身が海外に行って掴んできました。
ただ、自分自身が海外を飛び回るには限界がある、そんなことも実感してきました。
もともと海外志向のない僕です。
そして、もっともっと国内でもやることがある。
でも海外も捨ててはおけない。
そこで出した答えはもっと多くの人に海外で伝える機会を持ってもらおう、
ということです。
その仕組みを今年つくりたいと思いました。
今年も、自らも海外には飛び出していきます。
自ら見て経験し、仕組みに変えて、海外で豆腐を
伝えられる人を育てていきます。
■食育活動
もともと豆腐マイスターの主旨は、『地域に根付く食育の担い手を育てる』こと。
辰巳芳子先生の提唱により、高校生と大豆を育てて、豆腐屋さんに使ってもらう
プロジェクト、『大豆100粒運動ForHighSchool』をはじめました。
大豆を育てるだけでなく、高校生に、授業として豆腐マイスター講座を開催しました。
高校生の反応の良いこと。
素直なのでどんどん吸収していきます。
豆腐業界は、今までなかなかこのような食育活動や消費者への教育活動が
できていない状況でした。
まだまだ踏み出した第1歩ですが、これを全国に広めていきたい。
そのためには全国の豆腐屋さん、全国の豆腐マイスターさんのお力添えが必要です。
昨年、北海道で蒔いた一粒の種を今度は全国で蒔いて育てていきたい。
皆さん、ご協力をよろしくお願いします。
■おから味噌
昨年スタートした、『おから味噌インストラクター認定講座』1年たってないのですが、受講者は、148名となり、全国そして海外にも広がりました。
産業廃棄物として捨てられているおからに麹の力で息を吹き返し、おいしいお味噌に。
レシピやテキストなどもブラッシュアップして、食育活動のツールとして、全国に広めていきたいと思います。
■座学講師の育成
豆腐マイスターは、昨年末で2,281名となりました。
1000人を超えてからあっという間です。
今年、3,000人を超したいと思います。
そのためにやることは、講座の機会を増やしていくこと。
座学講師によるBasic講座の開催も検討しています。
豆腐マイスターを取ってみたいけど。。。
で止まっている方がまだまだいるように感じます。
その方々が受けてみよう、と踏み出せる、踏み出しやすい仕組みをつくっていきたいと思います。
それを座学の講師ができるようにしていきたい。
この体制をつくるには座学講師の育成が必要で、そのためには多くの機会が必要です。
このあたりはトライアルをしながら、機会を広げていきたいと思います。
以上
とりとめもなく書きましたが、まとめると
・業界の育成
・海外の伝道師を育てる
・大豆100粒運動forHighSchoolをはじめとした食育活動を全国に育てる
・おから味噌インストラクターをさらに育てる
・座学の講師を育てる土壌をつくる
この5つが今年のベースの『育』
そこに前から温めていた、『未来に伝えたい豆腐料理』企画も加えて6つに注力したいと思います。これは実は昨年からいろいろ練っていたのですが、まだ芽が出ていません。
これは行くというより、今年なんとか種を植えたいと思っています。
これらの活動に、豆腐屋サミット、全国豆腐品評会、豆腐フェア、乾燥おから協会、など豆腐業界の活動をリンクさせていきたいと思います。
今年も充実した年になりそうです。
この業界に飛び込んだ年、やることがなく、冷や汗ばかりをかいていたあの頃から見れば
とてつもない幸せ。
皆さんにご心配いただいている健康にだけは気を付けながら今年も全力疾走したいと
思います。
パーソナルミッション『豆腐業界の活性化に貢献する』ために。
豆腐マイスター協会の理念『豊かな食を未来に継承する』ために。
皆様、今年もなにとぞよろしくお願いいたします。
※パリに向かう途中、飛行機の窓からの風景。どこまでも続く雲海にのぼる太陽。
この神秘的な風景は飛ばないと見えなかった。。。