時は昭和54年。
学校の帰り道、少年は、マスクをした女に出会います。
「私・・・・キレイ・・・?」
女はそう言いました。少年は、女のただならぬ雰囲気に圧倒されながらも
「キレイ・・・です・・。」
と答えました。すると女はいきなりマスクを取り
これでもかーーーーーーっ!!
と、叫びました。少年はそこにありえないものを見てしまいます。
そう、女の口は、耳元まで裂け、化け物のような顔をしていたのです。
口裂け女の噂・・・これは全国の小学生の間にまたたく間に広がりました。
主な概要は下記。
この時「きれいじゃない」と答えるとその場で鎌で斬り殺され、「きれい」と答えると家までついてきて玄関口で斬り殺される。殺されない為には「ふつう」と答えるしかないと言う(1978年頃に京都で流布したパターン)。2000年頃に再び小学生の間で噂になり、殺されない為には「まあまあです」と答えれば良いと言われた。
口裂け女 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A3%E8%A3%82%E3%81%91%E5%A5%B3
また、有名どころな噂として、以下のようなものがあります。
・「ポマード!ポマード!ポマード!」と3回唱えると逃げていく。
・べっこう飴を与えると、喜んで食べるので、そのスキに逃げる。
・100メートルを3秒で走る。
・「3」のつく地名によく現れる。
など、色々な噂がありますね。
「口裂け女は、なぜ口裂けになったのか?」ということについては
整形手術の失敗というのが多く、バス事故によって口が裂けてしまった
との噂もありますが、どれも「噂」の域を出ないのです。
ポマードの噂は、「整形手術時、担当医が頭につけていたポマードの匂いが
鼻についたため、これがトラウマになっているとのこと。
べっこう飴は単に口裂け女の好物だから。
また、「キレイじゃない」と言うと、その場で鎌で殺されるという
信じられない噂まで出る始末。
この「口裂け女」の伝説を、単なる「都市伝説」で終わらせるのはどうでしょうか?
実は、これに関して、興味深い情報があります。それは・・・
「CIA」が群集心理を利用した情報伝達速度を測るため、
わざと口裂け女の噂を流した
というもの。にわかには信じがたいこの話。
ただ、「整形手術失敗説」や、「バス事故説」の
どれをも凌駕する、説得力のある噂だと思います。
昭和54年といえば1979年。時はベトナム戦争、安保闘争、学生運動などで
日本とアメリカが多くの接点をもった時期でもあります。
アメリカが、極東地区最前線の日本の情報を知っておくには
情報関連部門にとっては重要なことでした。
事実、昭和40年終わり~50年代初めにかけて、自衛隊によって
口コミ情報の速度を測るという実験が行われました。
特定の情報を青森県から流し、それが鹿児島まで伝わる速度を測るというもの。
結果として、噂の伝わる速度は「40km/時」という驚異的なスピードを出しました。
そして当時は、米ソの冷戦時代という背景も手伝って
「ソ連が攻撃をしかけてくる」といった「非常時」における情報伝達速度が
どのくらいのスピードで人々に伝わるかを、実験したものだというのです。
つまり、米軍心理戦特殊部隊の秘密実験であったという説が
近年になって、これでもかというくらいに出てきているのです。
まあ要するに、日本でも戦時中には、「我が軍が勝利!」などと言って
新聞に多重露光した戦車軍団の写真を載せていたように、戦争時には
「情報戦」が重要なカギを握っています。
そして、もしも自国に他国軍が攻め込んで来たときに、
どうやって民衆にその情報を伝えるか?
そして、その情報はどれくらいの速度で伝わるのか?というのを、
軍は知っておく必要性があったのだと思います。
どういう経緯で日本が選ばれたのかはわかりません。
友好関係にあった日本を選んだという説もありますし、
戦争の危険がない国を選んだ結果、近い位置にいる日本が選択肢の中に
入ったという見方もできるでしょう。
都市伝説は「いつ、誰が、どこから流れたものか?」ということについては
全くと言っていいほど出てきません。
しかし、もしもそれが軍事目的のために利用されていたとしたら・・?
非常時の情報伝達速度を測るために、わざと都市伝説を流し、
スピードを測っているとしたら・・・。
我々の生活には直接関係ないかもしれませんが不気味な話と言えるでしょう。
マスクの下は口裂け女でなく、小顔で有名な乃木坂46の齋藤飛鳥くんでした♪
モーニング娘。 真夏の光線