【少女漫画なのに本格的SF!】 11人いる! 【少女漫画の神様・萩尾望都】 | Let's easily go!気楽に☆行こう!

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映画、写真、B級グルメ、格闘技、そして少しばかり日常を語る雑記帳です。

花粉症が少しだけ楽になってきた男、hikoです!


そろそろ外出してもいいかな・・・という感じ。


ってなわけで、新しいネタがあるわけでなし、また古い記事の再掲載で


スンマセン・・・。では今日の記事です。





笑い話でこんなのありますよね。

グループメンバーが集まり、リーダーが人数を確認すると

「ひとり足りない!」

リーダーの横の人が数えてみても

「本当だ、一人足りない!」

ザワザワ・・・。

結局のところ、自分を数えなかっただけの話なんですけど

逆に、これが一人多かったらどうなるでしょうか。

萩尾望都の書いた傑作漫画『11人いる!』は

そんなシチュエーションのSF漫画です。


この漫画は少女雑誌『別冊少女コミック』1975年9月号から11月号に連載され、

1976年には第21回小学館漫画賞少年少女部門を受賞しました。


宇宙のさまざまな国からやって来た11人の受験生が、

疑心暗鬼のなかで反目しつつ、

信頼関係を築き合いながら友情や恋を培い、

非常事態を乗り越えようとするさまを描くこの漫画。

発表当時は、本格的なSFだと衝撃を与えました。


一体どういうストーリーか、気になりますよね?

それではお待たせしました。

ストーリーの紹介です!

なお、ストーリーは「最後」まで書いてありますが、

ラスト近くになったら、文字を赤くしておきますので

ストーリーを最後まで知りたくない人は

字が赤くなったら、読むのをお止めください。

m(_ _)m



さあ、それでは『11人』とともに

宇宙に出かけてみましょうか!









惑星国家が星間連盟を結んだ遥かな未来。

新しい宇宙時代を担う人材を育成する宇宙最高峰の大学

「コスモ・アカデミー」では、3年に一度の入学試験が行われ、

様々な星系から受験生が集まっていた。

テラ(地球)系の片隅の惑星シベリーヌから来たタダは、

宇宙パイロットになる夢を胸に幾つかの難関を突破して最終試験に臨んだ。

その試験とは、選ばれた受験生たちと一緒に、

外部との連絡手段が断たれた漂流宇宙船という状況設定の中で

53日間、受験生10人で共同生活を行うというものだった。


宇宙船・白号に乗り込んだタダ(一人目)のグループの受験生は、

宇宙工学コースを志望するガンガ(二人目)、

力だめしのために受験に来たサバ系の小惑星の若き王バセスカ(三人目)、

同じサバ系の貴族の御曹子・四世(四人目)、

合格すれば男になる許可がおりるという両性体のフロル(五人目)、

電子工学に詳しいアマゾン(六人目)、

植物に興味を待つトト(七人目)、

全身が青い鱗の様な長身の青年ヌー(八人目)、

気のよさそうな赤鼻(九人目)、

小柄で褐色の肌をしたチャコ(十人目)、

岩石人間ともいうべき石頭(十一人目)と、

受験生は10人のはずが、なぜか11人いたのだ。

試験実施本部との連絡は不可能で、

唯一使用可能な非常信号の発信ボタンを押せば

外部と接触を取ったことになり、

生命の安全は確保される代わりにその時点で

全員が連帯責任で不合格になるため、

11人は互いに疑惑を抱きながら

合格決定の53日目に向けて過ごし始めるのだった。


反目し合いながらも友情を培う11人だったが、

受験生の1人で僧侶であるヌーが占星術で、

自分達のチームワークの崩壊―不合格を予言する。

一方、タダは“初めて乗る”はずの白号をよく知る自分にとまどい、

そんなタダをフロルはなにかと構い、

マヤ王バセスカ(王さま)は疑っている。

18日目、白号の軌道が公転軌道から外れたことがわかる。

太陽に近づくにつれ白号の船内温度は上昇し、

野生化してそこかしこに藪を作っていた電導ヅタが異常繁茂。

電導ヅタについて調べていたタダは、

その最中に5歳のときに白号に乗り合わせていたことを

思い出した(記憶が封じられていた)。

電導ヅタは気温が上昇すると自衛のため表皮に結晶を作るが、

その結晶体に死亡率93%の伝染病・デル赤ハン病のウイルスが

発生することがある。

タダが乗船していた当時、デル赤ハン病の発生により、

タダの両親を含む白号乗員の9割が医療力の不足から

集団感染死するという大事件が起きていたのだ。


船内の暑さと伝染病への不安から、11人はいら立ちが高じ、

ついには疑惑の目が向けられたタダを殺そうという動きまで起きてしまう。

そんな中、ガンガがデル赤ハン病に感染。

しかしサイボーグのガンガは大事に至らず治りかけで、

回復者の赤斑から抽出できるワクチンの採取の見込みができた一方、

ガンガは自分が11人目だと告白する。

しかしそれはタダをかばうためのウソで、

タダの提案とフロルの説得により、

全員で船内で爆発を起こして白号の軌道を変える作業を行った。

そうして白号の軌道を変えることに成功し、

危機を脱したように見えた11人だったが、

ヌーが予言したとおり、フロルが発病してしまう最悪の事態に。

死に至る病に、フロルを除く全員が、

満期まで8日を残して非常ボタンを使うことに同意する。

涙ながらに悔しがるフロルに、タダはプロポーズをしました。



やがて迎えの船が到着。

集合させられた船内の一室で、

判定を言い渡す教官として現われたのは、

なんと受験生の1人のはずのグレン・グロフ(石頭)だった。

石頭は、11人いたのは満期の53日までに

非常信号の発信ボタンを押させるための

トラップ(すべてのチームに設定がされていた)で、

“本当の11人目”だった自分の妨害工作、

さらには予定外のアクシデントにもかかわらず

彼ら10人はギリギリまで耐え、

また協調性と適応性で危機を乗り越えたことで

全員首席で合格と発表。

そして10人はそれぞれの未来へ旅立っていくのだった。





この漫画を発表したのが、44年前。(※現在の2019年からみて)

見事なプロットでござます。

萩尾望都先生、グッジョブ!






宇宙戦艦ヤマト 無限に広がる大宇宙






宇宙戦艦ヤマト





新しいヤマトは登場人物の顔がみんな良いのがツマラん!


・・・と思っているのは僕だけ?


波動砲の見せ方もファースト・シーズンのほうがグッド!



波動砲(WAVE MOTION GUN)3連発!












クリストファー・マッカリーが「宇宙戦艦ヤマト」をやる!っていうから


期待してんだけど・・・ミッション・インポッシブルの7作目(2021年予定)と


8作目(2022年予定)を作るから、まだまだ相当先の話だわ。


次でとうとうイーサン、宇宙に行く!のでは!?


と噂されています・・・。


トム自身が「スペースXとNASA次第」と言ってるみたいだし・・・。