『べろ出しちょんま』って話、知ってますか。

関東のある地域(詳しくは忘れました・・・)に伝わる
「ベロ出しチョンマ人形」というおもちゃ。
紐を引っ張ると眉が八の字になりベロを出す、というこのおもちゃは
どうして生まれたのか・・・。
とある農村に長松という男の子が泣き虫な妹・両親と暮らしていました。
長松は妹の包帯を取り変えるのですが、妹は包帯をはがそうとする度に
皮膚が引っ張られる痛みで泣いてしまいます。
その度に長松は眉を八の字にさせ、ベロを出したおもしろい顔を作り、
妹がその顔を見て笑っているうちにいっきにはがしてしまう、という方法で
包帯を変えていました。
そんなある日、長松の父が年貢を減らして欲しいと将軍に直訴しようとして
捕まってしまいます。
そして刑罰&見せしめとして一家全員磔にされてしまいました。
怖い怖いと泣く妹をちょっとでも楽にしてやろうと長松は
「兄ちゃんの顔見てみろ、ほら!」
と、包帯を替えるときに見せるおもしろい顔をして見せます。
長松は妹をちょっとでも楽にしようと最期までその変な顔を作り続けていました。
最期まで妹を想いやりながら死んでいった長松を哀れに思った人たちが
「ベロ出しチョンマ(長松)」という人形を作り、今も大事にされている・・・。
この『ベロ出しちょんま』って学芸会の劇にもなってるのね。
お写真拝借です。お顔はボカしてます。

この話、昔は教科書にものっていたはず・・・・。


うう・・・ちょっとヤバイ・・・ (TωT)
朗読 斉藤隆介 ベロ出しチョンマ
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