【怪奇】 謎の転校生 | Let's easily go!気楽に☆行こう!

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映画、写真、B級グルメ、格闘技、そして少しばかり日常を語る雑記帳です。


あれは僕(hiko)が19歳のとき-。

僕のいた学校が東京都内の某大型体育館を借りきり、

球技大会を行い、あっちでバスケ、こっちでバレーボールってな感じで

やっていました。

僕はバレーボールをやったかな・・・。

で、僕のいたチームが早々と負けてしまい、

ジュースでも買いに休憩室に向かって歩いていると

ある一室の入り口から人があふれ出しています。

大勢が中を覗きこんでワイワイガヤガヤ・・・。

そこは卓球室でした。

中を覗いている女の子たちが「S君て、凄ーい!」

Sっていったら新潟県出身で勉強もあまりできない・・・

そして、実家からの仕送りをパチンコに使い込んでいつも腹を減らして

思いっきり痩せている男でした。


決してクラスの中で人気があるタイプではありませんでしたが、

僕の母が新潟出身だったことなどからウマがあい、

一緒にプロ野球とか観に行ったことがあります。


その非モテ男子のSが、頭はチョイワルだけど運動神経抜群の男の子だとか、

頭が良くてイケメンで女の子に人気のあるような男の子たちを

卓球でバッタバッタと面白いように倒していくのです。

「うわああ、また勝ったぁ~~!」

チョ~~強えええぜ、S!

わりと親しかった僕がたまげたくらいなので

周りにいた皆は思いっきり驚いていました。

ハッキリ言ってあの瞬間は間違いなく

S君はヒーローであり、格好よかった!


S君が10人ぐらい続けて勝ち抜けた後で、次の人と交代しました。

そばにいたヤツが「S・・・お前、卓球強えなぁ~」

S君「俺、中学高校で卓球やってたんだよ」

横で聞いていた僕は納得しました。


このS君、この球技大会の後で、周りの人たちは

今までと違う雰囲気になったような気がしたのは

僕の気のせいだったのでしょうか。

(以上、完全実話でした)


さ、今日のお話です。
















中学2年生の時、私のクラスに転校生がやってきた。

名前は堀之内龍。

とても大人しい(悪く言えば暗い)ヤツで、

いつも休み時間には独りで何かノートに書いていた。

そんな彼は、すぐに不良グループに目をつけられてしまった。

いじめられるようになったのである。

「こら、ドラゴン、金よこせや」

龍だから「ドラゴン」、そんなあだ名をつけられて金をせびられていた。

「お金は持ってきてないよ」

そう言って断ると、背中をけられていた。

教科書をボロボロにされたり、

上履きをカッターで切られたりしたが、

堀之内は一切反抗することもないし、

先生や親に言いつけたりもしていないようだった。

無抵抗ということで、あだ名は「ガンジー」に変わった。

社会科の世界の歴史の授業で、

インドについて習ったばかりだったからだ。

堀之内が黙っているとはいえ、

教科書が破かれて使い物にならなくなっているわけだから、

担任のノリ男(本名・下山則男。四十八歳で小学一年生になる愛娘がいる)は、

教師はいじめの事実に気がついた。

しかし、保護者ならびに校長、さらにその上の教育委員会を恐れ、

すぐに新しい教科書を堀之内に与え、

何事もなかったかのように取り繕った。

上履きがズタボロの時は、スリッパを用意し、

次の日には堀之内の足にぴったりと合う新しい上履きを買ってくるという、

徹底した隠ぺい工作を行った。



そんなある日、不良グループのリーダーで、

堀之内いびりの首領が授業中に突然暴れ出した。

リーダーは椅子を持ちあげ振り回している。

なぜいきなりキレだしたのか誰にもわからなかった。

ちょうど担任のノリ男の国語の授業中で、

ハゲ頭のノリ男が高村光太郎の詩を

気持ちの悪い抑揚で読み上げている最中だった。

女子は悲鳴を上げ、リーダーを取り押さえようとした男子数人は

椅子で叩かれそうになりすごすごと引き下がった。

ノリ男に至っては、部屋の隅でふるえている。

「憑いてるんだよ」

私の隣に座っていた堀之内がぼそっと呟き、立ちあがった。

「えっ?」

堀之内を見ると、両手でおにぎりを握るような動作をしている。

手の平で何かを丸めるような動きだ。

すると堀之内は、わけのわからないことを

喚き散らしているリーダーの背後にゆっくりと近付き、

そのまま右手に何か丸いボールみたいなものを

持っているような手の形をつくって、

思いっきりリーダーの背中に投げつけるような動作をした。

『ドンッ!』

という音が響き、リーダーは少し吹き飛ぶように、

教室の床にぶっ倒れた。

普段の堀之内からは考えられないバカ力だった。

「離れたよ」

堀之内は誰にともなく言った。

「すぐに目を覚ますよ」 

また堀之内がひとりごとのように言った。

すぐにリーダーは目を開け、頭を抱えて辺りを見回した。

起き上り、今までに見せたことのない恥ずかしそうな顔をして、

みの虫見たいに縮こまってしまった。

この一件で彼に「霊能力」というものが備わっていることが

クラス中に明らかになった。

つまり、霊にとり憑かれて頭のおかしくなったリーダーに

堀之内が行ったのは、「除霊」だったのである。



これ以降、堀之内がいじめられることはなくなり、

不良連中も含めクラス全員が尊敬の念を込めて、

堀之内のことを「龍さん」と呼ぶようになった。





<【怪奇】 謎の転校生 終わり>










映画「ねらわれた学園 」予告編









※2011年10月20日の記事の再掲載です。










ああ~日曜日が終わるぅ~・・・・。

日曜の夜と言えばこんなドラマをやってた。

















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