ピッ
ザー…『俺はメリー。今、図書室の少女の隣にいるぞ』ザー…
ブツッ
同級生B「……はぁ?」
同級生B「お、おいおい、イタズラ電話かよ。
A、C、さっさとやっちまおうぜ」
同級生B「……」
同級生B「……おい、A? C?」
同級生B「A! C! 冗談やめろよな! おいっ!」
同級生B「な、なんだよ……っ急に寒気が……」
…プルルルル…
同級生B「!!」
プルルルル…
同級生B「……」ガチガチ
ピッ
ザー…ッ、『俺はメリー。今、貴様の後ろにいるぞ』
同級生B「!!」バッ
メリー「よお」
同級生B「ひっ――――」
「うわああああああっっ!!!!」
……バチッ
同級生's「「「……」」」ブクブク
少女「……あ、あれ?」
メリー「何だ、口程にもない」
少女「メリーさん……助けて、くれたんですか……?」
メリー「それが願いだったようだしな」
少女『助けてよ……メリーさん……!!』
少女(あっ……)
メリー「覚えているか」
少女「……それじゃあ、私……」
メリー「……」
少女「……うっ、」グスッ
少女「ひっ、く。う、あ」ボロボロ
メリー「何故泣く」
少女「あっ、安心、したの、とっ」
少女「……やっぱり、怖くてっ……」
メリー「願いは叶えた」
少女「ひっ、く、う……」
メリー「それ相応の対価をもらおう」スッ
少女「……っ!!」ギュッ
少女「……?」
少女「メ、メリーさん……?」
チュッ
少女「ふ、むっ……、!?」
少女「んっ、ちゅ、う、む……っぷは、んん、くちゅ……」
少女「んっ、ん~~~~///」
少女「……ぷはっ! はあ、はあ……」
少女「…………」ボーゼン
メリー「……涎伝ってるぞ」スッ
少女「いやああああっ!!」ズザザザ
メリー「……」
少女「なっ、なっ、なっ、なっ……」
少女「何するんですか、いきなりっ!!」ブワッ
メリー「泣くほどか」
少女「っはじめてだったんですよ!」
少女「それに、助けてくれたと思ったのにっ……!」
少女「結局っ、メリーさんまで……うう、」グスッ
メリー「……」
メリー「殺されなかっただけましだろう」
少女「う……、そ、そういえば……」グスン
少女「な、なんで願いを叶えたのに、殺さなかったんですか?」
メリー「……願いを決める権利はこちらにもあるということだ」
少女「……??」
メリー「貴様を助けたのは、俺が勝手にしたことだ」
少女「……メリーさん……」
少女「」ハッ
少女「っで、でも、いきなりあんなこと!!」
メリー「いきなりじゃなきゃ良かったのか?」スッ
少女「ひいいいいっ!!」ズザザザ
同級生A「うっ……」
少女「!!」ビクッ
メリー「意識が戻りつつあるようだな」
メリー「少女、行かなくていいのか」
少女「行きたいん、ですけど」
少女「こ、腰が抜けて……」
メリー「……」ハァ
少女「なっ、なんですかその溜め息!
半分くらいメリーさんのせいですよ!」
メリー「どこから出れば、あまり人に見つからない」
少女「へ? あ、あっちの非常口からなら……って!!」
メリー「行くぞ」
少女(おおおおお姫様だっこ!?///)カァァァァ
メリー「」スタスタ
少女「だっ!」
少女「大丈夫! 一人で歩けますっ!!」
メリー「腰が抜けたんじゃなかったのか?」
少女「だ、誰かに見付かったら……」
メリー「だからこの非常口から出るんだろう」
少女「まだ靴も履き替えてないしっ!」
メリー「戻るのか?もう奴らが目覚めているかもしれないぞ」
少女「う、」ビクッ
メリー「そしたら、もう俺は助けない」
メリー「貴様は奴らの怒りを買って酷く弄ばれるだろうな」
少女「ひっ……」ジワッ
メリー「……貴様、本当に泣き虫だな」
少女「うっ、うるさいですっ!」グスッ
メリー「で、どうする」
少女「……このまま、連れていってください」
メリー「雑だ。もっと詳細に、丁寧に頼め」
少女「い、いやで」
メリー「じゃなきゃ戻……」
少女「言います! いやじゃないです!」
少女「こ、このまま、……お姫様だっこのまま、
家まで連れて帰ってください。お願いします……」
メリー「ふん、いいだろう」
少女(やっぱりドSだ、この人……)グスッ
メリー「……」ジッ
少女「な、何ですか」ミガマエ
メリー「何もない」
少女「……??」
――夜・自宅
少女「……今日は散々な一日だった……」ゴロン
少女(ファーストキスまで奪われるし……)
メリー「またその要塞か」
少女「もう入ってこないでくださいね」ムスッ
メリー「……そんなに、あれが嫌だったか?」
少女「……」
少女「いやですよ」
少女「だって、助けてもらったとはいえ、
まだ会ったばかりの人(?)に無理やり……」
メリー「俺は貴様を気に入った」
少女「……はい?」
メリー「その泣き顔や怯えてる顔を、
もっとよくみたいと思う」
少女「ああ……はい」
メリー「だから殺さなかった」
少女「……それと今の話と、なにか関係が?」
メリー「……鈍いな。泣かすぞ」
続く
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