【リンカーン】とあるウェディングプランナーの方が聞いた素敵な結婚披露宴の話 | Let's easily go!気楽に☆行こう!

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『リンカーン』は、TBS系列にて2005年10月18日から2013年9月10日まで

毎週火曜日22:00 - 22:54(JST)に放送されていたバラエティ番組。

その中で放送された山口智充の話。





山口 これはとあるウェディングプランナーの方が体験した、

素敵な結婚披露宴のお話です。


山口 先日、お手伝いさせていただいた披露宴でとっても素敵な奇跡が起きました。

その新婦はお父さんのことがともて大好きなようで、一足先にあげた海外の

結婚式でお父さんとバージンロードを歩いた時の幸せだって気持ちを嬉しそうに

何度も何度もお話してくださいました。


そこでその披露宴では、通常はやらないのですが、お父様から新婦へ

手紙を読む事を設けました。

愛する娘に伝えたい、素直な気持ちを手紙に綴ってもらうよう、お父様に

お願いしたところ、伝えたいことが沢山ありすぎて、うまくまとめられるかな?

と、言いながら、快く受けていただきました。


山口 そして迎えた披露宴当日、お父様の席に伺い、お手紙書いていただけましたか?

と尋ねると、お父様が嬉しそうに、胸ポケットから取り出したのは

くしゃくしゃの紙。それは何度も何度も書き直し、読み返した後のある紙。

しわしわになったお手紙でした。披露宴が終盤にさしかかり、本来なら

花嫁のお手紙の時間。そこで、新婦からのお手紙の前にお父様から

手紙を読んでもらいました。


娘が生まれるとわかった瞬間、嬉しくて嬉しくて、幼い頃はおてんばだった君。

怪我をしないか毎日、心配になって。そんな愛のある毎日から始まりました。

そして、その中には、こんなエピソードが。


山口 君は小学生の頃、いじめにあっていましたね。毎日、泣きながらから

帰ってくる君。学校に行きたくないとだだをこねる君。厳しく叱っていた時も

ありましたね。けれど、君が眠りに付いた時、きびしく叱ってしまったことを

後悔して、君の寝顔を眺めていました。

この子だけは、何があっても守り抜かなければ。

どんなことがあっても。自分はこの子の味方でいよう。そう誓い、

寝ている君の頬をなでるしかなかった。私にはできなかった。



このエピソードがお父様から話された瞬間、新婦はせきを切ったように、

顔環覆って涙されました。

続いて涙をながしながら、花嫁が手紙を読む番、その手紙の中には、

こんなことが書かれていたのです。


「私は小学生の頃、いじめにあっていました。」

「辛くて辛くて、学校に行きたくなくて」そうお父さんに伝えると、

厳しく怒られたこともありました。でも、泣きながら私が布団をかぶっていると、

お父さんは私の隣にそっときて、「私のほっぺたを何度も撫でてくれましたね。」

その手が暖かくて、やさしくて、「とても安心して、明日もがんばろう」

そう思いました。お父さんはきっと、私が寝ていると思っていただろうけど。

私は、毎晩起きていたんですよ。お父さん、ありがとう。






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