自宅に謎の訪問者が来たところまでが前回の話でした。
今回の記事はじめて読む人は昨日の記事(前編)を読んでください。
【闇夜にチャイムが鳴る】深夜の訪問者(前編)※再掲載
さて!
玄関先に誰かがいるのは確かのようです。
僕の親父はドアの通し穴も見ず、いきなり鍵をあけ
ドアをあけました。
少し開いたドアから外を覗いた親父が
ビクッ!
と後ろに反りかえりました!
ドアの向こう側にただならぬ人がいるのは
間違いありません。
一言二言、親父が外の人としゃべると
いきなり駆け足で部屋に戻ります!
外の人が気になる僕ですが
残されるのが怖くて親父の後ろについて
一緒に部屋に戻ります。
hiko「誰だった?」
父は何も言わずに救急箱を持つや
また駆け足で玄関に戻りました。
ちょうど親父の体が挟まるぐらいだけ
ドアをあけた状態で救急箱をもった親父が
外の人と何やらやりとりしています。
1分、いや2分も経っていなかったと思います。
親父は玄関のドアを閉めて、戻ってきました。
「どうしたの?」
父「血だらけの男がやってきた・・・」
その当時、僕の自宅の隣が建売され、
新しいお隣さんが入居してきました。
しかし、しばらくしてそのご家庭の
ローンの返済が滞り、不動産屋がいつ電話しても
居留守を使われるので、絶対居るだろうと思われる
時間を狙って、つまり夜襲をかけたとの事だそうです。
不動産屋さんは、深夜。
その家の家主の名前を大声で呼びながら壁や窓を
力強く叩いて回っていたところ、勢い余って
叩いたガラスが割れて、その破片が本人を直撃し、
頭のてっぺんのほうから血だるま状態になってしまったのです。
その不動産屋は横の家、つまり僕の家ですが
たまたま運よく電気がついていた(僕がラーメンを作っていた)ので、
助けを求めにやってきたのが真相でした。

(これを書いてて、その人が不動産屋だったか
ローンの取立人だったかちょっと記憶が定かではありません)
父「大きな声を出したって言ってたけど、
お前は聞こえなかったのか?」
hiko「全然、聞こえなかったよ・・・・」
父「そうか・・・・。あ、お前(hiko)、明日でいいから
玄関を水まいて洗っておけ。玄関(の床)が血で汚れてるから」
もし、深夜に玄関のチャイムが鳴り
ドアを開けたら、そこに血だるまの
男が立っていたら、あなたはどうしますか?

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