【闇夜にチャイムが鳴る】深夜の訪問者(前編)※再掲載 | Let's easily go!気楽に☆行こう!

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映画、写真、B級グルメ、格闘技、そして少しばかり日常を語る雑記帳です。


これから書く話は、僕(hiko)が高校受験を

間近に控えたときに起こった本当の話です。





↓ 記事はここから。





当時中学3年生だった僕(hiko)は、

受験勉強で深夜遅くまで勉強していていました。

いつ頃かは、ハッキリとは覚えていませんが、

寒いかったと記憶しているので1月か2月だったでしょうか。


その日もラジオをかけて、遅くまで勉強していました。

午前1時はとうに過ぎていたと思います。

食べざかりの中学3年生ですからね。

お腹が減り台所へインスタントラーメンを作りに向かいました。

多分作っていたのはサッポロ一番みそラーメンだと思います(笑)


家族が寝ているからテレビもつけずに

音はガス台のシューシューって音ぐらいしか聞こえません。

『お湯が沸いてきたな・・・・』

と、考えたその時、




ピンポーン



玄関のチャイムが鳴りました。

嫌、鳴ったというか、鳴った「気」がした。

耳をそばだてる僕(hiko)。


(静寂)


ん?やっぱり気のせい・・・・?




僕はガス台に向かい直しました。

すると、




ピンポーン




また鳴った!


今度は気のせいじゃない!と思い玄関に行きました。

ドアの通し穴を見る勇気がありません。

ドアのこちら側から大声で


「そこに誰かいますかーっ!」





返事なし・・・



やはり気のせいかと台所に戻ろうと

踵を返した瞬間に







ピンポーン






一気に全身が凍りつきました。

おそらく人生初の全身総毛立ち状態だったかもしれません。

ホント、ゾォーっ!としました。



そこはまだ中学生の僕、寝ていた親父のところに

すっ飛んでいきました。


寝ていた親父の布団を激しくゆすり

「親父!誰か来た!玄関に誰か来てる!」

そうしたら横になっていた親父の上半身が

さながら腹筋運動でもしたかのように

ピコーンッ!と跳ね上がるように

起きあがったんですよ(笑)

あれはあれでちょっと怖かったです・・・


ちなみに僕の親父は建設業の仕事をしていて

ちょっとした力自慢です。

僕は木刀とか武器はないかと探していたら、

親父はスタスタと玄関に向かっていくんですね。

そして何の躊躇もなく玄関の錠をはずして

ドアをあけると














(続く)

この続きは、また明日。




※2010年1月24日掲載記事に

加筆訂正を施して再掲載しました。

(hiko)

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