どのような話を思いうかべるでしょうか。
「あまりに恐ろしい話」
「聞いた人が全て死んでしまう話」
と、最も怖い話として知られているのが
『牛の首』という話です。
この記事を読んでいる人のなかには
知っている人もおられるでしょう。
その話は、修学旅行のバスの中で
先生が冗談のつもりで
話し始めたところ、
生徒が皆耳を塞ぎ、
恐怖のあまり失神する者もいたと言います。
では、一体どのような話なのか。
知りたいですか?
江戸時代(もしくは明治時代)の頃の大飢餓で、
止むにやまれず人肉を
食べざるをえなかったのですが、
罪悪感から人肉ではなく
牛肉を食べているのだと思い込むため、
人の頭に牛の皮を被せて人を食べた
といった内容です。
怖いでしょ・・・
えっ、怖くない!∑(゚Д゚)
実はこの『牛の首』は、
・マンガからの大幅な引用が含まれている。
・歴史的整合性がない。
・小松左京の同名同内容の小説がある。
などの理由で都市伝説の研究者からは否定されています。
(都市伝説研究者というのも怪しいですが・・・)
つまり、「実態の無い怖い話」の例えとして
『牛の首』という名前が使われているそうです。
では、ベースになったと言われる
小松左京の『牛の首』とは
どんなストーリーでしょうか。
それは次のようなものです・・・
『誰もが口をそろえて
「あんな恐ろしい話は聞いたことがない」
と言います。
ところがどんな話なのか
誰に聞いても教えてもらえません。
何人に聞いても途中で邪魔が入ります。
「今日は忙しいのでまた・・・」
とか言われ、翌日行ってみると
急に旅行に出かけているなどで
どうしても話が聞けません。
結局、その怪談は実は・・・』
あ!今、僕(hiko)の携帯にメールが来ました。
すみませんが、ちょっと急用が入ったので、
ここで失礼いたします。 m(_ _)m
言い忘れましたけど小松左京に
『猫の首』という短編小説が
あるらしいんですが、
これはマジでしょうか?
そして、あの『ズンドコベロンチョ』は
案外この話の模倣かもしれませんね!
あ、本当にもう出かけなくちゃ!
じゃ、行ってきまーすっ!
【 都市伝説 【牛の首】 終 】
完結編に続く(hiko)

この記事は、2010年5月6日の記事の再掲載です。
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