メリーさんの電話 「俺の名はメリー。今貴様の後ろにいる」 第1話 | Let's easily go!気楽に☆行こう!

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少女「……え!? えっ!?」

メリー「何を狼狽えている」

少女「うそっ、ひ、ぃや」

メリー「早く振り向け」

少女「こ、こないでぇっ……」

メリー「……」グイッ

少女「いやああああっ!!」

少女「…あれ?」

メリー「俺を呼び出したのは貴様だろう」

少女(男の、ひと?)

少女(しかも、か、カッコいい……///)

メリー「おい」

少女「はっ!?」

メリー「……何を惚けている」

少女「いや、えっと、その……びっくりしちゃって」

メリー「貴様が俺を呼び出したのだろう?」グイッ

少女(ちっ、近い近い!)

少女「ちがっ、あの、私は都市伝説を試しただけでっ……」

メリー「都市伝説? ……詳しく聞かせろ」

少女「ええっと、友達から聞いたんですけど、

ある電話番号に0時丁度に電話をかけると、メリーさんと繋がって、

こちらから呼び出すことができるって……」

メリー「……」

少女「わ、わたし、本当に呼び出せるなんて思わなかったんです!

た、ただの噂話だと、思って」

メリー「それで、俺を呼び出したわけか」

少女「は、はい」

メリー「貴様のくだらない好奇心と暇潰しのために」

少女「うっ……はい」

メリー「最近よく同胞が呼び出されるのはその為だったのか……」ハァ

少女「……メリーさんって、たくさんいるんですか?」

メリー「答える必要があるのか?」ギロッ

少女「ひいっ」ビク

メリー「……まあいい、どちらにせよ一度出てきてしまったら、

貴様を殺すまで戻れん」

少女「はあ、そうなんですか……へ?」

少女「えっ……と、今何と?」

メリー「一度出てきてしまったら、貴様を殺すまで戻れん、と言ったんだ」

少女「…………」ガクガク







続く