カイロプラクティック会社の撮影と偽り、
出張してきたモデルの女性に裸になるように指示した
依頼主の男・丹羽雄治がモデルに騒がれカッとなり、
そのままナイフで殺してしまった事件がありました。
そして今から40年前の1971年。
最新型スポーツカーに乗り、約1000人以上の女性に声を掛け、
150人ほど車に乗せ、10数人と肉体関係を持ち、
肉体関係を強く拒否した8名を容赦なく殺害、
死体を造成地等に埋めて遺棄した。
被害届けを出さなかった女性も数知れず、
その被害実態は未だに明らかでない。
わずか41日間で8人の若い女性を殺した連続殺人事件-。
それが「大久保清連続殺人事件」。
ベレー帽姿で、
「モデルになりませんか」
と語り8人の女性を残虐な手口で殺した大久保清は、
7月13日に2人の殺害現場と死体遺棄現場を自供した。
大久保の身柄は、前橋署から長野県の松井田警察署に移送された。
「昨日は眠れなかった。殺した女の亡霊が夢枕に立つんだ。
「早く出して」
と言うんだよ。
1時間おきに取り調べ官に泣きついた。
供述書によると、大久保は被害者の幽霊を見て、
悩まされただけではなく、幽霊に恨み事を言われていた。
毒牙にかけた女性の中で、この子の事を自供しようと思うと
別の女性の幽霊が、夜な夜な
「私の方が先・・私をどうしてくれるの」
と怖い顔で睨み付け大久保が怯えると
「もっと苦しめ」
と呪いをかけたと言う。
留置場の外でも幽霊話は展開された。
前橋市内の公園で深夜にカップルが車を止めていた。
すると髪の長い女が窓に顔を押し付けて、
顔面蒼白で唇が振るえ何かを訴えようとするが言葉にはならず、
消えたという。
この女性は大久保が殺した7番目の女性らしい。
また、高崎市にある造成用地には4人の女性の遺体が
埋められていたが不思議な事に、遺体発見以前から、
幽霊騒ぎが起こっていた。
白いミニスカート姿の女性が、不意に現れ足音をさせずに移動する。
この噂は多くに広まり、野次馬まで出る騒動。
やがてこの団地は八幡霊園をもじって第2八幡霊園といわれた。
幽霊とかを信じない方も、人の道をはずした人には見えるのかも・・・

<【怪奇】 霊に悩まされた殺人犯 終わり>