『超能力』は特にアメリカ、ロシア、中国で
密かに研究されているようですが、
アメリカ合衆国ニューヨーク州イサカ市 に本部を置く
アメリカ合衆国の私立大学の一つ、コーネル大学の
心理学教授Daryl Bem氏による論文で、
1000名余りの被験者に対して行なった、
9種類の異なESP(※注)の実験結果が報告されました。
※ ESP(Extra-sensory perception)とは、
通常の感覚器による知覚を超えた知覚の意味。
その実験の中でも大変興味深かったのが
この実験でした。
コンピューター(パソコン?)によって行われたESP検査です。
コンピューターによって約20分間行なわれます。
まず、画面上に2つのカーテンが現れます。
1つのカーテンには何かの画像が隠れていますが、
もうひとつの向こうにはただの壁があります。
画像が隠れていると感じるカーテンをクリックします。
その後、カーテンが上がって、予想が正しかったかを明らかにします。
全部で36回行ないます。
いくつかの画像はエロティックな画像です。
(例えば、カップルが、暴力的ではないが
明示的に性的な行為をする画像です)
画像を隠すのはコンピューターによってランダムに行なわれたので、
通常であれば正答率は50%(2分の1)のはずでした。
しかし、テストを100回以上実施した結果、被験者たちは
ポルノ写真が隠れているほうのカーテンについて
一貫して偶然より高い正答率を示し、
53.1%の確率で言い当てた。
そして興味深いことに、当てるものが
「エロティックでない写真」だった場合、
正答率は偶然のレベルを超えることはなかったのです。
強く見たい!と想うものに超能力が働くのか、
たまたま被験者にエロティックな人が多かったのかは
不明です。
<【検証】ESP実験 終わり>