小学生のころ、児童会で夏休みにどこかへ行こうと
会議がありまして、その年に引っ越してきた僕が
ごく軽い気持ちで「遊園地に行きたい!」
と言ったんです。そうしたらまわりの一同全員、
「エエーッ!」
何だろう?とそばにいた友達に聞くと・・・
僕が越してくる前年のこと。
夏休みに児童会で某遊園地に行ったんだそうです。
そのうちお化け屋敷に興味を持った子供たちが
「入りたい!」と言いだし、嫌がる大人たちを置いて
子供たちだけで入っていったそうです。
子供たちはキャーキャー騒ぐも、大勢のためあまり怖がらず
比較的スムーズに進んで行ったそうです。
どんどん進んでいくうちに、墓地風のセットに辿りつくと
セットの後ろのほうに映写機で移したような感じの
男がぼうっと立っていたそうです。
みんな一瞬ギョッとしたものの、大勢のため
何だこれ!ぐらいの感じでワイワイ、ガヤガヤ・・・
そのまま通り過ぎ、出口を出たところで親御さんと合流。
親「どうだった?」
子供A「全然怖くなかったよ!」
子供たちはどんな仕掛けがあったとかを話し始め、
子供B「墓地みたいなところに男の人が立っててね・・・」
と、先ほど墓地風のセットで男が立っていた仕掛けを
詳しく話していたところ、そばで聞いていたお化け屋敷の
係員が「あの~、うちにそんな仕掛けありませんよ」
子供たちはもう一回、お化け屋敷に入っていったそうです。
そして墓地セットに来ると、さっき居たはずの男の人が
そこにいませんでした・・・。
子供たちは悲鳴をあげて一目散に出口に向かって走りました。
「お化け屋敷には本当の幽霊がいるんだよ」
友達の言葉がしっかり耳に残っていますが、
あなたはこの話、信じますか・・・
そしてこの記事を読んだ今、
後ろを振り返る勇気がありますか?