国会福島第一原発事故調査委員会

東京電力福島第一原子力発電所事故の国会調査委員会の事故報告書は、事故の原因はまさに人災だったと断罪した。東京電力事故報告書は、未曾有の震災の後の津波と過度の介入をしてきた菅政権の対応がすべての原因だと報告していたが、事故調査委員会は政府を批判できる立場にないと一蹴した。想定外の津波という報告がなされていたが、各方面から津波対策が必要だと指摘されていたにも拘らわず、東電はその対策を怠ってきた。また全員撤退という官邸の勘違いにおいては、そのようなことはなかったが、勘違いされるようなはっきりしない東電社長に問題があったとして、自然災害が発端だとしても、事故を起こした責任は東電にあると断罪した。
　昨日の報道ステーションは、事故調査委員会の委員長を出演させて、詳細な報道をしていた。原発事故が人災ならば、大飯原発に二度目の事故が起きないとも限らない、地震大国日本にもう原発を稼働させてはならない。
　首都圏の子供たちにも容赦なく低線量の放射物質が襲っている現実を直視せず、拙速に大飯原発3号機を稼働させた民主党野田政権は明らかに間違っている。