亀山郵政改革担当相の強引な郵便貯金、簡易保険引き受け枠拡大に反対です。鳩山政権は麻薬を手に入れようとしています。
 国債発行がなぜ順調に行っているかようと、郵貯や簡保から資金が回っているからです。国の借金は800兆円を超え、地方債=地方自治体の借金を合わせると1000兆円を超えています。ということは、国民総資産の額に迫っているということです。
 今日本は債権国ですが、ギリシャと同じ債務国に陥落したいのでしょうか。亀井大臣の郵政改革は危ないです。小泉改革が民業圧迫であったことは明らかです、総資産日本最大の銀行の窓口が、全国にできたのですから。がしかし、小泉改革の財政投融資を止めたのはよかったのですが、ここで限度額を上げるということは、財政投融資への道を再び開くことにならないか。地方金融機関にとっては最大の敵がもっと力をつけるということになります。

 亀井さんは郵政選挙で自民党からたたき出され、小泉郵政選挙は間違いだと思いでここまで来た。国家戦略会議にも、鳩山政権の閣議にもかかっていないことをどんどん勝手に発表している。

 郵政民営化は財投という形をなくすということではよかったのですが、ここでまたお金を集めてしまうと、この運用が果たして郵貯枠、簡保枠を上げてできるのか。破綻したら税金投入ということになるのか。