日米同盟の危うさを吹っ切れないのか

米国の世界戦略の中に組み込まれ、日本はいまだに占領状態にあるといっても過言ではない。日米同盟などと小泉元首相が使って以来、当然のように日米同盟を口にし、新年の新聞社説も始めに米国ありきの論調が目立った。その中で毅然と日米安保に切り込んでいたのは琉球信奉の社説であった。
日米同盟などという軍事同盟を前提とした同盟など、いらない。第一日本国憲法第９条違反だ！日本国憲法には一方で日本政府が誠実に締結した国際条約を遵守するという文言があるが、明らかに日米安保条約への批判封じの感は拭えない。第９条のある国で日米安保条約は、憲法違反の何物でもない。
　平野官房長官、岡田外務大臣も国防という言葉を出して、辺野古を抱える名護市市長選結果を踏みにじる気十分と見た。住民の気持ちも大事ですが、国防という観点で最期に決めるのは、政府ですからといっていた。わずか１０００票差とはいえ民意は民意だ。
　地域振興と住民の安全を天秤にかけて、常に沖縄はお金を出すから黙れといわれてきた。こんな理不尽なことはない。沖縄の負担軽減は、安保破棄につながると思う。日本国憲法第９条のある国に日米安保条約、
米軍基地はふさわしくない。