初めて見た推薦書には99人しか載っていなかったと答弁していた。更に次の日105名の推薦書は見ていないと言っていたが、官房長官が参考資料として添付していたのを詳しく見なかったということでしょうと訂正した。
しかし、学術会議の推薦に基づいて任命するという法律の文言を無視した決定だったと言わざるを得ない。安倍首相が東京高等検察庁検事長の定年延長を、法律の解釈を私が変更して、公務員法の定年延長規定を援用したと言っていたのと同じだ。しかし、記者から法律の解釈を変えたのかと問われたときに変えていないと菅首相は答えていた。
学術会議の会員は会員同士の推薦互選で選挙で選ばれていたのを、中曽根内閣の時に、推薦任命制に変えた。このときも理由は明かされなかったが、国会で中曽根首相は形式的なもので、推薦を受けた人を任命しないということはないと答えていました。ここで先程の法解釈が出てくる訳です。はっきりと法解釈を変えたというのではなく、変えていないとすると中曽根内閣時代の答弁と矛盾します。明らかに法律違反です。また、憲法は学問の自由を定めています。そして恣意的な公務員の選定も禁じています。日本国憲法の趣旨に則って、また日本学術会議法に則って速やかに6名を任命してください。
それにしても梶田学術会議会長は、首相との会談ができたのに、任命されなかった理由の説明は受けたのですかという質問に対して、今日はそういう主旨で伺ったわけではないので詳しい話はしなかったと述べていた。
はあ、あんたは何しに首相官邸まで行ったのか、6名を任命してほしいという要望書を首相に渡してきただけか!ガキの使いか!と怒鳴りたくなった。
所信表明すらすることなく、国会も開かずベトナム訪問にでかけた。新聞各紙は菅総理夫妻の外交デビューを一斉に伝え、歴代のファーストレディとしての奥さんを比較したところが多かった。
#菅政権の学術会議6名の任命拒否に抗議します
#菅総理は速やかに6名を任命してください。