EU当局は米マイクロソフトとヤフーのインターネット検索事業での提携を無条件で承認する見通しだという。
マイクロソフトとヤフーは昨年７月、ネット検索事業で１０年間の提携に合意した。
欧州連合（ＥＵ）の競争当局である欧州委員会は、提携の審査期限を２月１９日としているが、提携が競合他社や消費者の利益を損なうと判断した場合、審査を延長し、両社に提携案の修正を求めることができる。マイクロソフトが修正案を提出する場合の期限は１２日とされていたが、ある関係筋は、マイクロソフトが同日までに修正案を提出しなかったとし、「譲歩の必要なく１９日に承認が下りる見通しだ」と話した。
専門家は、ネット検索分野でのグーグルの優位を踏まえると、競争上の懸念は最小限とみている。むしろ９０％強をにぎるgoogleの対抗馬として、ヨーロッパ市場に出てきてほしいのではないだろうか。