衆議院議長河野洋平さんが、『衆議院を解散する』というと議員達は総立ちになって万歳を唱えていた。21日のことである。
ここで忘れてはならない言葉を採録しておく。自虐史観だと攻撃している奴らにとっては最も気に入らないものかもしれない。
桜井良子さんといい歴史と正対するのが嫌いな人にとっては、従軍慰安婦をきちんと捉え、日本の将来を見据えたこの談話は、ほんとに許せないだろうが、やはり記憶に留めておきたいものである。
「本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。」
「われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。」
以上がいわゆる河野談話と言われる物である。一部ではあるが。
国連女性差別撤回委員会からも、きちんとした解決方法を示しなさいという勧告がなされている。日本政府はのらりくらりと、今、検討中ですと繰り返すばかりだったが。