テレビのコメンテーターや、一部の政治家が勇ましくまくし立て激論を言うものですから、ある大学では70%の学生が、敵基地攻撃に賛成するという事態になっています。あいつらが持ったのだからこちらも核武装すべきだどころではなく、はっきりと先制攻撃すべきだとしています。そこには対等関係に立って、平和な友好関係を築いていこうという考えは、微塵も窺うことはできません。
私は、蛇が大嫌いです。それはあの姿かたちが気持ち悪いということと、その生態を良く知らないということからきています。敵だと思っていたら実は同じ考えを持っていたり、ただこちらのことを相手も良く知らないし、こちらも良く知らないで、互いにいがみ合っていることが間々あります。
日本が軍拡に走れば、東アジアの諸国は同じように軍拡に走ります。故ジョン・F・ケネディが言ったように、敵に弱さを見せることで付け入る隙を与えてしまわないようにするために。
この繰り返しが、戦争への道となり、衣の下に鎧をちらつかせる事態へと発展し、ついには戦争となりました。
非武装中立これが日本の取るべき道だとマッカーサーは決めてアジア太平洋戦争で日本が敗北した後で、日本にやってきました。でも冷戦を睨んでの日本統治変更、反共の砦として日本統治を行っていくという変更をしたワシントンの方針には逆らえませんでした。
今北朝鮮が核実験をやった成功したという情報が一方的に入ってきています。このことで、核武装、先制攻撃論が活発になされていることの恐怖です。
日本は先の大戦への歩みを検証することなく、戦後すぐに国民総懺悔という方向に持っていかれました。だから自省もなく、自衛隊という名の軍隊を米国の方針にのっとって再び持ってしまいました。日本国憲法第9条とセットで象徴天皇制が敷かれ、その後に国民の基本的人権を持ってくるという憲法を持ってしまっています。
いい加減いがみ合う世界を変えようとは思いませんか。地球人同士が殺しあうなんてもういい加減やめませんか。そのための武器や弾薬を持つことも製造することも、取引することも。