MGC三菱ガス化学金町での闘争 | ミュウタントのブログ

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 労働者が移動配転を拒否したら次は、懲戒解雇が待っていることが分かっていても、昇進配転を蹴った人が、三菱ガス化学を懲戒解雇になったのは昨年の9月だった。
 平塚の派遣先から本社への栄転人事だったが、一労働者でいたいという本人の意志は強く、曲がりなりにも管理職として待遇されるという飴をぶら下げられて、しかも出向先からの戻り人事を蹴ったことに支援する側も、始めは理解できなかった。
 有無を言わせずに単身赴任や家族ともども地方へ転勤していくことを厭わない奴が、資本の言うがままに働いてやがて資本の側に組み入れられる形で栄転していくのだろう。

 出向命令解除、昇進人事、拒否、人事部との折衝、報復人事(研究職から営業職)、人事部役員の説得工作、人事部と団交、本社岡山事業部の研究職という妥協案、もう本人の好きなところを選んでいいと言う人事案を蹴って、あくまでも平塚の工場における現職に留まりたいという意志を伝える。最終団交後、郵便で懲戒解雇通知を送ってきた。

 資本の言うがままに働かされて、自分がここで働きたいと表明したら、報復人事、懲戒解雇と矢継ぎ早に攻撃を仕掛けてきた。
 会社のいうこと、やっていることは当たり前だという考えがなかなか頭から離れなかったが、言いなりになるのは厭だという素朴な魂の叫びに支援してきた。
 資本はコンプライアンスを掲げ、ダイヤモンド傘下の企業に恥じない待遇を用意はしているが、人たち労働者が逆らえば牙をむいて、不当労働行為まで平気でやってくる、やってきた。
 それは、通用門前でのビラ配り一番初めは、ほぼ100%近い働く仲間が受け取っていたものが、関連会社の役員の恫喝によって半分に減り、さらに春闘ストライキ前日には、『ビラを受け取ったものは仲間とみなし、それ相当の処分が待っている』というようなことを言われたのだろう、済まなさそうにビラを受け取らず足早に工場内へ消えていった労働者達。受け取ってくれているのはついに1/3になってしまったが、資本の恫喝にもめげずビラに賛同してくれる人がいることは、資本にとって脅威になっていることは確かめられた。
 ちなみにビラ配りのときに正門の中で労働者を怒鳴ったり、威嚇している奴は、元MGC労組の委員長だった奴で、関連会社の菱東運輸倉庫の役員に納まっている奴だから始末が悪い。しかし、MGCが不当労働行為をさせていることの証拠に暴力行為のときの写真や罵声を浴びせたときの録音をとってあるので、これが資本と闘う武器になることは確かだ。