クライスラー、GMの破綻 | ミュウタントのブログ

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 まずはじめにクライスラーの破産法申請があって、予想通りにGMが連邦破産法の申請に踏み切った。日本の部品メーカー、自動車関連メーカーで取引のあるのは、130社以上に上る。
 国営化される。世界最大の企業として君臨してきたGMの歴史は新会社に受け継がれるのだが、事はそんなに簡単ではない。いくら人気車種だとは言え、大型車で燃費の悪いアメ車に消費者が戻るとは思えないし、リストラ部門の再建の目処が立っていないからだ。
 再上場を目指して、米国政府は90日、つまり3ヶ月と切ったが、労働者の首切り、リストラ部門を解体するのか身売りするのか、まだ不透明なところがたくさんあるからだ。
 しかも、一私企業に大量の公的資金を投入し、政府は経営に口を出さない、早い段階で株式を売る、手放すことを考えているというのだ。
 国有にするということは、資本主義の原則から外れる。市場原理主義者から言わせれば、ナンセンスなことなのだが、自分で自分達の首を絞めた原罪者たちにとっては、許容範囲なのかもしれない。米帝国主義の象徴は米国労働者が働いて支払った税金が、注ぎ込まれて再生する道を選ばざるを得なかった。
 労働者よ、覚醒しよう。いつまでも資本の言いなりになっていることはない。