RE2のクラウド版、あれからもりもりプレイして、取り敢えずストーリーをクリアしました。(レオン1st→クレア2nd)
まあクラウド版バイオの手始めと言う事で、難易度はアシステッドでプレイしました。
プレイした感想としては、パフォーマンスは終始ほぼスムーズでしたね。
普通に購入したゲームソフトをプレイしている感覚で楽しめました。
RE2自体の感想はどうか?と言うと……
リメイク作品としては素晴らしい内容だと思います。
スコット君の顎が割れている必要は全く無い様に感じるものの、キャラクターデザインも概ね納得性が高いです。
動画:相変わらず画になる人達
戦闘面は、弾の使い所とアイテムのやりくりをしっかり考えなければいけないサバイバルホラーに回帰していて、初期バイオのファンなら満足出来る内容になっていると思います。
シリーズの恐怖の象徴として扱われているゾンビは、動きは緩慢ではあるものの、簡単には倒れてくれず、一度倒したと思っても復活して来ますが、これは恐怖演出として効果的だと思いました。
LAST ESCAPEのネメシスの様にストーキングして来るタイラントも、良い味を出していると思います。
ただ、リッカーだけは残念ですね。
ビジュアルはリッカー史上最高のビジュアルですが、鳴き声は安っぽいモンスターなのが勿体無いです。
そしてそれ以上に、「目が見えない分音に敏感だから、ゆっくり移動すればやり過ごせる、かも知れない」と、ゲーム中の書き置きに記されていながら、やり過ごす事がまず出来ないのが重大な問題です。
実際にゆっくり移動してみると、いきなり襲いかかって来る事は無いのですが、まるでこちらの気配を察知しているかの様に、こちらの進行方向を妨げる様に動くんですね。
そうなると、こちらがリッカーと接触してしまうのは時間の問題となり、接触してしまえば当然気付かれ、襲われます。
この問題については、狩野英孝さんのプレイ動画
を観て頂けたらよく解ると思います。
なので、リッカーに対する適切な対処法は、始末してしまう事以外無いのですが、つまりリッカーと出会した瞬間だけ、サバイバルホラーでは無くサバイバルアクションになってしまうんですね。(プレイヤーのアクション性は貧弱ですが)
ゾンビやタイラントは、弾を使うか、弾を温存して避けるかを選択出来る余地があるだけに、リッカーの粗さが非常に残念です。
リッカーのお陰で探索がストレスになります。
それと、ストーリー面でも不満がありまして、それは1stと2ndの作り込みが甘い事です。
オリジナルの「BIOHAZARD 2」は、1st・2ndでは無く表・裏と言う呼び方で、レオン表→クレア裏、クレア表→レオン裏と言う二通りのルートがあり、表で起こした物事が裏に影響を及ぼすと言う要素がある他、物語の整合性も取られており、選んだルートによってストーリー展開が変わる為、非常にプレイし甲斐のある内容でした。
然し、RE2の1st・2ndは、起こした物事が影響を及ぼす事など無く、物語の整合性も取られていません。
見るからにストーリーは一本道の為、いずれのルートでも展開は大きくは変わらないと思います。
ここはしっかり作り込んで欲しかったな、と言うのが、いちファンとしての欲ですね。
とは言え、それら以外に不満と言える不満はありません。
硬いゾンビに、倒せないストーキングタイラント、そして避け様の無いリッカーによって、ゲームの難度はやや高めの為、一見シリーズ初心者には入り難そうに見えるのですが、ワンコインで買える、ゲーム内隠し要素早期解放のDLCが配信されており、それをダウンロードする事によって序盤から無限武器で無双プレイする事が出来るので、初心者の方にはそこからゲームの流れを掴んで頂けると思います。
エクストラコンテンツも多数あってボリュームは申し分無いですし、グラフィックスやサウンドの作り込みも素晴らしいので、とても満足度の高いタイトルです。
RE2をまだプレイした事が無いと言う方は、プレステでもXboxでもPCでもSwitchでも、本作はプレイ可能なので、是非プレイしてみて下さい。
但し、俺が個人的に、バイオシリーズ初心者の方に最も推奨するバイオハザードタイトルは、リベレーションズシリーズ
である事は揺るがないので、RE2から始める事が不安な方がもしいらっしゃったら、リベレーションズシリーズから始められる事を強くお勧めします。
と言う訳で、RE2クラウド版の感想でした。