バイクのタンクで気になったこと | 明日から本気出す

情報自体がめずらしいACE125。

 

何気なくYouTubeで紹介動画があったので見ていたら、

 

「タンク容量は6.3リッターです。」

 

ん?

6.3?

 

販売をしている店舗の紹介動画で、これはいかがなものかと。

「分からないなら素直にカタログスペックを言えばいいだけなのに」という感じです。

 

ACE125のタンク容量は、カタログ値で9.2リッターとなっています。

正確には、燃料が入る容量ということではなく完全に満たされるとそのぐらいの容積がありますという数字かと思います。

 

個人的な実走での感覚ですが、総量9.2Lというのはそんなに間違っていないと思います。

ただ、タンク内をガソリンで完全に満たすことはできないので、空隙で0.5L、メイン容量で6.5L、リザーブ容量で2.2の総量9.2Lといった感じです。

 

というのも、リザーブに切り替わって数km走った後にガソリンを入れたのですが、6.0L以上入ったのでそんな感じかなと。

間違っても、総量で6.3Lと言うことはありません。

本当に6.3Lしか入らないのであれば、完全に空の状態で走り続けていたことになってしまいます。

夢の永久機関の誕生です。

 

リザーブも使えるのは良くても1.0~1.2L程度だと思います。

そう考えると、フルで使えて7.5Lぐらいですね。

125ccなら十分すぎるのではないでしょうか。

メインで無給油150kmは余裕だったので、多分180~200kmぐらい走ると思います。

さらにリザーブで30~40km。

北海道以外なら多分余裕です。

 

 

動画のなかで、さらに気になったのが。

 

「タンクがフレームで分断されているので、燃料が片側に寄って使い切れない」

 

というものです。

 

いやいやいや。

なんですかその欠陥バイク。

 

さすがに「中華バイク」とバカにされても、そこまでのものではないでしょう。

 

タンクを裏側から見ると、フレームがあるため逆U字の形になっているのが分かります。

こういうパイプフレームのバイクであれば、どれも同じようになっていると思います。

ただ、下の図のように、シートに近い部分ではフラットになっていて左右が繋がるようになっているはずです。

 

 

なので、燃料が減っても片側に燃料が残るということはありません。

稀に左右分割のタンクもありますが、そのようなタンクには左右を繋ぐ機構があるはずです。

 

タンクには、リザーブで使い切っても1.0L程度は残ると思います。

なぜ残るのかというと、タンク内に空気が入って可燃性混合気になるのを防ぐためです。

タンク内が気化ガソリンのみで満たされている場合は、空気がないので燃えません。

万が一のための安全策です。

もしかしたらガソリンを使い切ったのに揺らしたら音がしたので「片側に残ってる」と思ったのかもしれません。

 

当たり前ですが、コックが左側にあるなら左に傾ければ残った燃料が使えます。

それは右側に残っていた燃料ではなくて、リザーブを使い切っても残るようにしていた1.0L分が使えてるだけです。

 

メーカーの人間ではないし検証もしていないので正しいかは分かりませんが、自分の見解はこんな感じです。

 

異論は認めます。