散水・・・ | 重森三玲の庭

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拙宅の庭を中心に、スギゴケ・白川砂・そして作庭家重森三玲氏について書き綴る






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スギゴケの丁度良い散水量は?


平地と苔山では大きく違ってきます。


専門家のサイトを見ると、夏場は1日朝夕2回と書いてあります。


しかしながら、1日2回も時間が割けませんので1回だけにしています。



25mmのエンジンポンプで前の疎水から水をくみ上げやっているのですが・・・


最大吐出量:115L/分の規格ですが、ホースも28mと長くしていますから、


実際には80L~90L/分というところではないかと思っています。


狭い庭ながら、10~15分掛かっていますから、


1000.L前後は散水していることになります。



撒き過ぎと思われるでしょうが、スギゴケの性質及び苔山の形状から実際に


散水をしていて導き出した答えです。



スギゴケの根は支えているだけで、栄養や水分を吸収しているわけではなく、


水分は茎葉体の部分からのみ吸収しますので、撒いた水の大半は流れ出してしまいます。


また粘土質の土も十分に水分を含んだ状態でないといけません。


そして苔山が急勾配であるなら尚のこと、十分に散水してやらないといけないんです。


水分が少なくなるとすぐに、茎葉体は閉じてしまいますし、土も表面が乾燥した状態になってしまいます。


スギゴケの顔色を伺いながらの毎日です!(苦笑)