ロード・オブ・ザ・本帰国⑭ さらばイタリア! | 私の夫は研究者です

私の夫は研究者です

研究者と結婚したら、即台湾へ移住。からのイギリス、イタリア行き。
あわせて約6年の海外生活を経て2018年帰国。長女も生まれて3人暮らしになりました。
研究者夫の珍生態、子育て、海外生活の記録などを綴っています。

 

夫が日本国内でのお仕事をゲットし、今春本帰国しました(それより前に私は帰国済)。

新生活の準備やあれこれについて、記録していくシリーズです。

 

我が家の現状と、大体のやることリストはこちらからどうぞ→

 

 

 

 

 

イタリアを離れる数日前。

 

夫は、「やっとここから離れられる!せいせいするぜ!」と思っていたらしい。
 

 

 

 

特に職場では、毎日のようにイタリア人に振り回されていたので無理はない。

大学関連かつ国立研究所であるわりに、9割以上がイタリア人だった。

 

仕事が遅い、約束の時間を守らない、みんな廊下でおしゃべりするので常にやかましい、

彼女込みで家に数日間泊めてくれと頼んでくる同僚(なんとか断った)などなど。

 

もちろん良い人もいたけど、職務妨害レベルで厄介な人もいたようだ。

(どこの国でもそうか)

 

 

 

 

 

さて、そんな職場での最終日。

 

ちゃんとお別れを言ってから帰宅しようと、夫は上司である女性教授を待っていた。

しかし、待てども待てども、教授は留守。講義や会議はないはずなのに。

 

やることもないので、「もう帰ろうかな…」なんて私に愚痴の電話をよこしてきた。

 

 

 

そんなとき、教授が夫の部屋に襲来!

ケーキと飲み物を用意して、関わりがあった研究者たち(教授を入れて4人しかいないけど)も呼んで、

ささやかなお別れ会をしてくれたらしい。

※夫の研究分野は理論系。研究室も研究グループも、少人数のところが多いのです。この職場は大学ではないので尚更。

これには夫もびっくり。一気に職場を離れることが寂しくなってしまったそうだ。






本当にこの教授にはお世話になった。
夫の採用を決めたのは彼女だから、彼女がいなければ私たちはイタリアに行けなかった。

仕事のことはもちろん、家探しや滞在許可証などの手続きも手伝ってくれた。
私のことも、イタリア在住中に限らず帰国した後でさえも、ずっと気にかけてくれていたようだ。

 

 

彼女は私たちの子供の誕生を楽しみにしているらしい。生まれたら写真を送ろうと思っている。

 

 

 

 

 

ちょっと後ろ髪を引かれつつ、夫はイタリアを去った。

 

アパート退去時に大家と揉めないか、インキーしないか(オートロックなので)、

予約した空港行きのタクシーは来るのか、乗継や税関で引っかからないか、など

最後までハラハラしっぱなしのイタリア生活・外国生活だった。

 

 

 

無事に帰ってきてくれて何より。これからは日本で、家族一丸となって頑張ります!

 

↑イタリア・ヴェネツィアにて(再掲)

 

 

 

 

読んでくださってありがとうございます(^^)

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