夫が日本国内でのお仕事をゲットし、今春本帰国しました(それより前に私は帰国済)。
新生活の準備やあれこれについて、記録していくシリーズです。
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イタリアを離れる数日前。
夫は、「やっとここから離れられる!せいせいするぜ!」と思っていたらしい。
特に職場では、毎日のようにイタリア人に振り回されていたので無理はない。
大学関連かつ国立研究所であるわりに、9割以上がイタリア人だった。
仕事が遅い、約束の時間を守らない、みんな廊下でおしゃべりするので常にやかましい、
彼女込みで家に数日間泊めてくれと頼んでくる同僚(なんとか断った)などなど。
もちろん良い人もいたけど、職務妨害レベルで厄介な人もいたようだ。
(どこの国でもそうか)
さて、そんな職場での最終日。
ちゃんとお別れを言ってから帰宅しようと、夫は上司である女性教授を待っていた。
しかし、待てども待てども、教授は留守。講義や会議はないはずなのに。
やることもないので、「もう帰ろうかな…」なんて私に愚痴の電話をよこしてきた。
そんなとき、教授が夫の部屋に襲来!
ケーキと飲み物を用意して、関わりがあった研究者たち(教授を入れて4人しかいないけど)も呼んで、
ささやかなお別れ会をしてくれたらしい。
※夫の研究分野は理論系。研究室も研究グループも、少人数のところが多いのです。この職場は大学ではないので尚更。
これには夫もびっくり。一気に職場を離れることが寂しくなってしまったそうだ。
本当にこの教授にはお世話になった。
夫の採用を決めたのは彼女だから、彼女がいなければ私たちはイタリアに行けなかった。
仕事のことはもちろん、家探しや滞在許可証などの手続きも手伝ってくれた。
私のことも、イタリア在住中に限らず帰国した後でさえも、ずっと気にかけてくれていたようだ。
彼女は私たちの子供の誕生を楽しみにしているらしい。生まれたら写真を送ろうと思っている。
ちょっと後ろ髪を引かれつつ、夫はイタリアを去った。
アパート退去時に大家と揉めないか、インキーしないか(オートロックなので)、
予約した空港行きのタクシーは来るのか、乗継や税関で引っかからないか、など
最後までハラハラしっぱなしのイタリア生活・外国生活だった。
無事に帰ってきてくれて何より。これからは日本で、家族一丸となって頑張ります!
↑イタリア・ヴェネツィアにて(再掲)
読んでくださってありがとうございます(^^)