私が単独帰国を決めた理由 | 私の夫は研究者です

私の夫は研究者です

研究者と結婚したら、即台湾へ移住。からのイギリス、イタリア行き。
あわせて約6年の海外生活を経て2018年帰国。長女も生まれて3人暮らしになりました。
研究者夫の珍生態、子育て、海外生活の記録などを綴っています。

 

前回の記事に、たくさんのコメントやいいね!を頂きありがとうございます。

直接ご連絡くださった方も…嬉しいです。夫も喜んでいます。

 

そしてコメントへのお返事が遅くなってごめんなさい。

あんなにたくさん反応をもらったことがないので(笑)お返事漏れがないか少し心配です(´ε`;)

 

 

 

 

 

さて。

 

海外在住者が妊娠した場合、渡航理由や家族の状況などに関わらず、

現地で出産される方も日本へ里帰りされる方もいますよね。

 

 

 

私は以前から「もし妊娠したら帰国する」と決めていました。

 

 

 

なぜなら、出産を経験した付き合いの長い友人たちが声を揃えて、

 

「絶対に里帰りすべき」と言うからです。

 

 

 

妊娠・出産の大変さを経験し、さらに私の性格を熟知した人たちが言うんだもの。

聞き入れない理由などひとつもございません。説得力がすごすぎる。

 

 

 

 

 

実際に私たちの状況では、イタリアでの出産・育児は厳しいです。

 

・日本人夫婦。

・身近に頼れる人がいない。

・イタリア語ができない。他国での経験上、病院で使う外国語は特に難しいとは知っております。

・イタリアの医療、出産、育児等の情報収集が困難。一からやらないといけない。

私は滞在許可証を取得できていないため、イタリアの公的な医療保険制度に加入できていない。

・徒歩圏内に人間用の医療機関(公立も私立も)がない。動物病院は2つもあるのに。

・自家用車がないので、買い出しも受診もかなり困る。妊婦は重いものを持てない。

・じゃ、公共交通は?バスは時間通りに来ない。バス停で待ち続けるのも、運転が荒いのも危険。

・妊娠判明前から、イタリアでは欝々と暮らしていた。

・子が生まれたら、今度は子の滞在許可証が必要ですよね??

・(最長でも)来年の秋には、イタリアでの夫の労働契約が終了

→頑張ってイタリアで出産しても、まもなく出国しないといけない

→乳児と公共交通機関だけを使って大移動(十数時間の飛行機含む)。

 

 

 

など。もはや無謀!危険!

自分はもちろん、子にとっても夫にとってもハイリスク。

うちの場合は、無理してイタリアで出産しなくてはいけない理由もないので。

 

 

日本人夫婦であっても、外国で出産された方々も知っています。

私が知っている方たちは、それができる語学力なりパワーなりを持っていたと思います。

 

 

 

 

 

さらに実際に妊娠してから、こんなことも感じました。

 

・普段より体力がなく、心身のストレスもちょいちょいある。

・そこに外国生活のストレスなんて加わったら、爆発するに違いない。

・子が元気かどうか常に不安なので、何かあったら病院に駆け込める環境は安心。

・悪阻のときの食べ物の選り好みがすごいので、日本食がありがたい(特に私は和食党なので)。

 

 

 

こういうものが、商品名で指定するレベルで欲しくなるんですよねぇ。

 

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あくまで私の場合ですが、つわり中はイタリア料理は食べれません。

ピザもパスタもチーズも無理(゚m゚;)

 

 

 

 

 

ということで、自分は日本へ帰るのが最善だと判断しました。

 

「甘い」「旦那さんが可哀想」と思う人もいるかもしれませんが、

冷静に現状と自分の性格・実力、それと”いま一番大切なものは何か?”を考え、

夫と共に出した結論です。

 

 

ついでに。

短期でもイタリアに戻って、私物の荷造りと大掃除でもしようかと考えましたが、

「安定期なんてない!」「欧州は遠すぎる!」と、医師と経産婦の友人たちから止められました。

 

 

 

 

 

さて、イタリアで一人で暮らさなくてはいけなくなった夫。

彼の心境の変化については、後日まとめてみたいと思います。

 

 

 

読んでくださってありがとうございます(^^)

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