ヴェネツィア本島には車が入れません。
だから地元の人や観光客の足となるのは、船です。
陸地における車道&車両が、運河&船に置き換わるイメージでしょうか?とにかく船だらけ!
ヴェネツィア本島で見かけた船たちをご紹介します。
前半は主に水上バス・ヴァポレットの紹介、後半は他の船の写真色々です。
まずは水上バスのヴァポレット(Vaporetto)。
こちら公共交通機関です。船ですが、路線バスと同じようなもの。
カナルグランデ(Canal Grande:ヴェネツィア本島を逆S字形に横切っている大運河)を通る路線、
ヴェネツィア本島の外縁を進む路線、付近の島まで行ける路線などがあるようです。便利。
停留所。
停留所はプカプカと浮いています。
そこに操縦士がサッとヴァポレットを横付けし、他のスタッフがササッと停留所にロープをかける。
船だから乗降にいちいち時間がかかるのでは?と思っていたのですが、大変スピーディ(笑)
ちゃんと停留所でスタンバイしていないと置いていかれます。他の乗客にならって並んで待ちましょう。
うっかり降りる人用の通路に立って待っていたら、現地在住と思われる中国人の方に注意されました。
「下船的地方!(そこ降りる場所!)」って(笑)
ヴァポレットの中。
優先席もあるし、広告も貼ってあるし、陸地のバスにそっくり。外の席や立ち乗りゾーンもあります。
大きな荷物を置ける場所もありましたが、混んでいるときは迷惑になる可能性も。
その辺の感覚もバスに近いかな。
外の席では水濡れ・水しぶきにも超注意。私、服やカメラなどを濡らしました(無事)。
確かこれ↑の近くで濡れました。
口に入ってしまった水がしょっぱくて、「ヴェネツィアの運河って海水なんやなぁ」と実感。
※きれいな水ではありません
あと、外の立席では、船からの落下にも注意です。結構揺れますのでね。
(揺れっぷりイメージ)
万が一、人が落ちた時は「UOMO IN MARE(伊語)」か「MAN OVERBOARD(英語)」と叫びましょう。
チケットはサンタルチア駅前の停留所(Ferrovia)の券売機で、24時間乗り放題パスを購入しました。
券売機は英語対応アリです。
1回券は7.5ユーロ(高い!)で60分乗り放題らしいのです。
私たちは24時間もヴェネツィアにいなかったけど、他の島に行ったりしたので元は取れました。
こういったパスを使用する場合、
停留所の入口に設置してあるカードリーダーに「ピッ」とかざしてから乗船しなくてはいけません。
忘れたまま乗船し、ランダムにやって来る検札で発覚すると罰金らしいです。
続いて、ヴァポレット以外の船などを。
タクシー。
Google mapなどで経路検索すると「車で○分」とか出るじゃないですか。
ヴェネツィアの場合、車両じゃなくて全部船ですから!運賃いくらやろ?
救急車。救急船?
カラーリングは陸の救急車と同じ感じ。もちろんパトカーや消防車も船です。
自家用車じゃなくて、自家用船。
左手に写っているのはガソリンスタンドですよね。そりゃ給油も運河でやるわなぁ。
夜のヴァポレットに乗っていたら、猛スピードの手漕ぎボート(中央右寄のブレている物体)に遭遇。
観光用のゴンドラじゃなかった。
船の形も違うし体育会系の雰囲気だったので、競技用でしょうかね?
ヴェネツィアの運河は面白いです。ヴァポレットにも乗ってみて良かったなぁ♪
明日はヴェネチアンガラスで有名な”ムラーノ島”の思い出を語ります。