乗っ取られたと気づいたときには、既にLINEにログインできなくなっていました。
乗っ取り成功後に、犯人がパスワードを変えてしまうからだそうです。
そうなってしまうと、自力ではアカウントを削除することもできず、犯人は野放し状態。
騙されてしまう人が出るかもしれないから、焦る焦る。
取り急ぎいくつかのSNSで「乗っ取られた」報告をアップしながら、
SNSを見ていない人・見逃す人も絶対いるから個人的に連絡しながら、
正しい対処法を調べながら、LINE(会社)にもトラブルの報告して。。。
_| ̄|○
私の友達は少数精鋭で、みんながLINEを使っているわけでもないのですが、
連絡と対応でほぼ一日潰れました。
乗っ取られたアカウントを取り戻すことはできなかったので、
LINE(会社)にアカウントの削除を依頼中です。数日かかるみたいです。
(ホームページ「ヘルプ」から自分のOSを選択すると、報告コーナーへ向かえます)
今までのトークも、連絡先も、購入した有料スタンプも全部消失してしまった(´;ω;`)
人様に迷惑をかけてしまうし、自分も大変だし、最悪ですわ。
以下、反省点です。私と同じことになる人が減りますように…。
■事前に不正ログインの通知があったが、対処を間違えた。
先週あたり、「違う端末からログインがありました。本人?」といった通知が来ました。
ここで正しい対処をしていれば、乗っ取りは防げたかも…!
このときLINEのプライバシーやセキュリティの設定は確認したけど、
パスワードは変えなかったんです。これが大きなミス。
怪しいログインが合った場合は、最低限パスワードを変更すべきらしいです。
■「他の端末からのログインを許可する」を設定していた。
以前はPCやタブレットでもLINEを使っていたので、この設定をオンにしていました。
オフにしておいて、他の端末から使う時だけ許可する方が安全でしょう。
■メールアドレスとパスワードを使い回していた
さすがに一種類で何から何まで登録しているわけではなく、
何種類かのアドレスとパスワードを組み合わせて使っていたのですが…。
思えばここ数か月の間に、メールサービスの方にも怪しいログイン通知が一度あったような。
そのとき情報が流出し、LINE乗っ取りに使われた可能性もあります。
■IDが簡単すぎた
文字通り。
■イギリスの携帯番号で登録したままだった
面倒だし、トーク内容が消えるのが嫌だったので、イタリアの番号に変えていませんでした。
普段は困ることはないですが(イタリアのスタンプがダウンロードできないくらい)、
再ログインするときに携帯番号を求められたり、SMSで認証を求められたりするので、
状況がややこしくなって非常に困りました。
実際に乗っ取られたからこそ、わかったこともありました。
◎犯人は個別対応
最初のメッセージに返信すると、犯人とのチャットが始まりますよね。
たくさんの友達がスクリーンショットを送ってくれたんですが、みんな対応が違いました。
機械じゃなくて、人力で返信してるんだなぁ。
いち早く乗っ取りに気付き、
グループチャットで「みんな注意!」と声をかけてくれた友達は、
即刻犯人によってグループから追い出されたらしいです。犯人は監視も怠っていない。
◎請求金額が高額
今回の犯人は、日本円で5万円相当のウェブマネーをよこせと言ってきたそうです。
◎共通の友達同士の確認が有効
乗っ取られた本人のところには連絡が殺到し、パニックになっています。
一人一人に連絡していくしかないので、対処にかなり時間がかかります。
共通の友達同士が「これ乗っ取りだよね?」「おかしいね!」と声をかけあってくれると、
被害縮小にとても有効だと思います。
◎話し方で気づいてくれる
「こんなしゃべり方ではない」「いつも方言や○○語で話すのにおかしい」など、
話し方や頼み方で乗っ取りだ!詐欺だ!と即確定した人が多かった印象です。
すぐに違うとわかってくれて、不謹慎かもしれませんが嬉しかった。
◎犯人は中国語圏以外にもいる?!
私のLINEには、外国人の連絡先も入っていました。
台湾人老師が中国語で返信したら、犯人が英語で返信してきたんですって。
この手口を使う犯人って中国語圏にいるイメージがあったのですが、そうとも限らない?!
◎ちょっと前に流行った手口ゆえ
今回の手口は数年前からあるものです。
忘れた頃にやられたので、すぐには気づかなかったという意見も。
◎猛者たち
有名な手口だったこともあり、逆に犯人を翻弄した猛者も複数。
犯人は始めの定型トークが終わると、徐々にボロを出し始めたようです。
外国人だと思われるので日本語がおかしかったり、特に助詞の使い方がなってなかったり、
会話の辻褄があわなかったり、急に英語になったり。日本語って難しいもんな。
さらに偽物の私は、ヨーロッパ在住者に「コンビニ」で買ってきてとか言ったそうです。
コンビニ無いわ。
あと大雪に見舞われる日本で、今すぐコンビニに行ってくれとかね。鬼か!
都合が悪いことを言ったり聞かれたりすると、犯人は黙るみたいです。
でも絶対に安全とは言えないので、おしゃべりはほどほどに!
↓偽物の私(左)と夫の会話(右)
↑犯人、50000円の価値を認める。
正直、自分がやられるとは思っていませんでした。
手口は知っていても、防御策や被害にあったときの対処法までは理解できておらず…
ツメが甘かったです。
どうかみなさま。セキュリティを強化し、気を付けてLINEなどをご利用ください。