実体験まとめ → LINE乗っ取られました | 私の夫は研究者です

私の夫は研究者です

研究者と結婚したら、即台湾へ移住。からのイギリス、イタリア行き。
あわせて約6年の海外生活を経て2018年帰国。長女も生まれて3人暮らしになりました。
研究者夫の珍生態、子育て、海外生活の記録などを綴っています。

 

☆昨日、乗っ取られました

 

 

 

 

 

乗っ取られたと気づいたときには、既にLINEにログインできなくなっていました。

乗っ取り成功後に、犯人がパスワードを変えてしまうからだそうです。

そうなってしまうと、自力ではアカウントを削除することもできず、犯人は野放し状態。

 

騙されてしまう人が出るかもしれないから、焦る焦る。

 

取り急ぎいくつかのSNSで「乗っ取られた」報告をアップしながら、

SNSを見ていない人・見逃す人も絶対いるから個人的に連絡しながら、

正しい対処法を調べながら、LINE(会社)にもトラブルの報告して。。。

 

_| ̄|○

 

 

私の友達は少数精鋭で、みんながLINEを使っているわけでもないのですが、

連絡と対応でほぼ一日潰れました。

 

乗っ取られたアカウントを取り戻すことはできなかったので、

LINE(会社)にアカウントの削除を依頼中です。数日かかるみたいです。

(ホームページ「ヘルプ」から自分のOSを選択すると、報告コーナーへ向かえます)

 

今までのトークも、連絡先も、購入した有料スタンプも全部消失してしまった(´;ω;`)

人様に迷惑をかけてしまうし、自分も大変だし、最悪ですわ。

 

 

 

 

 

以下、反省点です。私と同じことになる人が減りますように…。

 

 

■事前に不正ログインの通知があったが、対処を間違えた。

 

先週あたり、「違う端末からログインがありました。本人?」といった通知が来ました。

ここで正しい対処をしていれば、乗っ取りは防げたかも…!

このときLINEのプライバシーやセキュリティの設定は確認したけど、

パスワードは変えなかったんです。これが大きなミス。

怪しいログインが合った場合は、最低限パスワードを変更すべきらしいです。

 

 

 

■「他の端末からのログインを許可する」を設定していた。

 

以前はPCやタブレットでもLINEを使っていたので、この設定をオンにしていました。

オフにしておいて、他の端末から使う時だけ許可する方が安全でしょう。

 

 

 

■メールアドレスとパスワードを使い回していた

 

さすがに一種類で何から何まで登録しているわけではなく、

何種類かのアドレスとパスワードを組み合わせて使っていたのですが…。

思えばここ数か月の間に、メールサービスの方にも怪しいログイン通知が一度あったような。

そのとき情報が流出し、LINE乗っ取りに使われた可能性もあります。

 

 

 

■IDが簡単すぎた

 

文字通り。

 

 

 

■イギリスの携帯番号で登録したままだった
 

面倒だし、トーク内容が消えるのが嫌だったので、イタリアの番号に変えていませんでした。

普段は困ることはないですが(イタリアのスタンプがダウンロードできないくらい)、

再ログインするときに携帯番号を求められたり、SMSで認証を求められたりするので、

状況がややこしくなって非常に困りました。

 

 

 

 

 

実際に乗っ取られたからこそ、わかったこともありました。

 

 

◎犯人は個別対応

 

最初のメッセージに返信すると、犯人とのチャットが始まりますよね。

たくさんの友達がスクリーンショットを送ってくれたんですが、みんな対応が違いました。

機械じゃなくて、人力で返信してるんだなぁ。

 

いち早く乗っ取りに気付き、

グループチャットで「みんな注意!」と声をかけてくれた友達は、

即刻犯人によってグループから追い出されたらしいです。犯人は監視も怠っていない。

 

 

 

◎請求金額が高額

 

今回の犯人は、日本円で5万円相当のウェブマネーをよこせと言ってきたそうです。

 

 

 

◎共通の友達同士の確認が有効

 

乗っ取られた本人のところには連絡が殺到し、パニックになっています。

一人一人に連絡していくしかないので、対処にかなり時間がかかります。

共通の友達同士が「これ乗っ取りだよね?」「おかしいね!」と声をかけあってくれると、

被害縮小にとても有効だと思います。

 

 

 

◎話し方で気づいてくれる

 

「こんなしゃべり方ではない」「いつも方言や○○語で話すのにおかしい」など、

話し方や頼み方で乗っ取りだ!詐欺だ!と即確定した人が多かった印象です。

すぐに違うとわかってくれて、不謹慎かもしれませんが嬉しかった。

 

 

 

◎犯人は中国語圏以外にもいる?!

 

私のLINEには、外国人の連絡先も入っていました。

台湾人老師が中国語で返信したら、犯人が英語で返信してきたんですって。

この手口を使う犯人って中国語圏にいるイメージがあったのですが、そうとも限らない?!

 

 

 

◎ちょっと前に流行った手口ゆえ

 

今回の手口は数年前からあるものです。

忘れた頃にやられたので、すぐには気づかなかったという意見も。

 

 

 

◎猛者たち

 

有名な手口だったこともあり、逆に犯人を翻弄した猛者も複数。

 

犯人は始めの定型トークが終わると、徐々にボロを出し始めたようです。

外国人だと思われるので日本語がおかしかったり、特に助詞の使い方がなってなかったり、

会話の辻褄があわなかったり、急に英語になったり。日本語って難しいもんな。

 

さらに偽物の私は、ヨーロッパ在住者に「コンビニ」で買ってきてとか言ったそうです。

コンビニ無いわ。

あと大雪に見舞われる日本で、今すぐコンビニに行ってくれとかね。鬼か!

 

都合が悪いことを言ったり聞かれたりすると、犯人は黙るみたいです。

でも絶対に安全とは言えないので、おしゃべりはほどほどに!

 

 

 

↓偽物の私(左)と夫の会話(右)

 

 

 

 

 

↑犯人、50000円の価値を認める。

 

 

 

 

 

正直、自分がやられるとは思っていませんでした。

手口は知っていても、防御策や被害にあったときの対処法までは理解できておらず…

ツメが甘かったです。

 

どうかみなさま。セキュリティを強化し、気を付けてLINEなどをご利用ください。