渡英前。英国在住経験のある友人に、色々とお話を聞いた。
一番印象的だったのが「なぜここが先進国に含まれるのか?というくらい適当な国だ」ということ。
ビザの申請、ヒースローの入国審査、銀行口座開設などは厳格だった。
しかし!確かに適当だ。適当で有名な台湾と同等、いやそれ以上かもしれない。
友人の話を日々思い返し、納得している。
今自分の中で、適当さ加減にいらだっているのが公共料金。水道・電気・ガスの類である。
毎月メーター検針に来ないのに、推定額で請求書を送りつけてくるではないかあー!!
我が家は水道も電気もガスも、実際の使用量は請求以下であった。過剰請求である。
各種、実際の2倍くらいの請求がきた。
過剰請求の場合は供給会社に物申せば修正してくれたり、
どこかで過不足分の帳尻を合わせてくれたりするらしい(ネット情報)。
私がいらだっているのは、請求額が適当とか、不慣れで払い方がよくわからなかったというだけではない。
どうやら大家が電気とガスの会社を勝手に替えた。
日本では供給会社は地域ごとに強制的に決まっていることが多いが、
英国は供給会社を自分で選べる。しかも電気とガスの両方を供給する会社が多い模様。
替えるのは別によい。賃貸だから大家に選択権があるのだろう。
ただ、一報いただきたかった。日本人以外にそんな期待するのは無謀かもしれないが。
何も知らなかったがために必要以上に悩み、時間を費やし、イライラで夫婦喧嘩まで勃発した。
入居後1か月、初めての請求書。まだ英国のシステムも理解できていない我が家。
何通も請求書が舞い込んで大混乱!!
毎日のようにバラバラと届くわ、夫には謎の電話もかかってくるわ。なんのこっちゃ。
本気で二重請求か詐欺かと思った。
Sparkって社名なんですが、電気会社がスパークしたら駄目なんじゃないのか?
そう思うと怪しくて…(笑)
一応確認をと思い、大家に「もしかして電気とガスの会社、替えた?」とメール。
返事なし。もうこの大家にメールは駄目だ。返信率が低すぎる。
電話すれば早いけど…今の語学力ではできない。くぅぅ(iДi)
大家が供給会社を替えたとしたら、前の供給会社からの過剰請求を放置しておけない。
オンラインで実際のメーター値を連絡したが、その後音沙汰なし。
アポなしで検針員が家に来たかもしれないが、痕跡がないので不明。
動きはないかと待っている間に未払い催促の手紙が届いてしまった。
自力で情報収集をし、メーター値と請求書を見比べ、計算し、推理。
「大家は供給会社を変えた」
「おかしいことにはならないはず」と結論づけ、支払いを完了させた。
結局私たちも推定で動いた。確かなものなど何も…ない。
