イギリスで家探し③内見その2 | 私の夫は研究者です

私の夫は研究者です

研究者と結婚したら、即台湾へ移住。からのイギリス、イタリア行き。
あわせて約6年の海外生活を経て2018年帰国。長女も生まれて3人暮らしになりました。
研究者夫の珍生態、子育て、海外生活の記録などを綴っています。


~これまでのあらすじ~
サウサンプトンで予算£500~600くらいの1(L)DK家具付き物件を探す日本人夫婦。
言葉の壁もろもろ乗り越えて1件目の内見を果たすも、
ひどいお部屋とミスタービーン似のスタッフの対応に疑問を抱き、心折れる。
詳しくはこちらへどうぞ→ 



ビーンに見切りをつけた私たちは賃貸会社が何軒か連なっているLondon Roadへと向かう。
(注※ロンドン・ロードですがサウサンプトン市内です)
駅からも歩けるし、サウサンプトン大学からバスでサクッと行ける通りである。
最初からここに来ればよかったわ。

ここで、夫考案「当たるまでいろんな会社に飛び込もう作戦」を決行する。


まず1軒目のL社。
デスクに通され、予算や部屋タイプを聞いてくれるも該当物件なし

2軒目のFS社。オフィスが広く、貼ってあるチラシ数も多いので期待。
「家具付きはないです」と立ち話しで終了

サウサンプトンは外国人が少なくないし、東洋人に貸す物件はねぇ!という感じでもないので
本当にOne bedroom flat(1(L)DK)、Funished(家具付き)物件は回転が速いようだ。
何度「The property has gone」と聞いたことか。



3軒目がYOUR MOVEという会社。ここでお世話になった。

スタッフ全員、日本の会社のようにスーツなどを着用。
オフィスも整然としているし一見しっかりしていそうだ。

「ハーイ!」と太っちょの女性がお菓子を食べながら対応してくれた。
菓子食うか~と思ったが、この女性はすごく仕事が早かった。どうやらちょっと偉い人っぽい。

「エリアは?この辺でよい?良いのが2件あるけど今行く?」と即内見決定。
そうそう!こういう展開待ってたの!(T_T)


偉いお姉さんはチョコを口に放り込みつつダイヤル早押しで別のスタッフに電話。
「チャイニーズのカップルが来てるんだけど車出せる?」

日本人です!!

別にチャイニーズでもコリアンでも良いんですけど、
台湾でも台湾人に間違えられ続けた私ですから欧米では言うまでもないんですけど、
賃貸契約なのでちゃんとアピールしておきたい。(個人差あれど)世界屈指の綺麗好き国民ですよ!
サウサンプトンの人々が日本のことを知っているかもわからないけど(笑)


少し待つと、リチャードという男性スタッフが車に乗って現れた。
全然ミスタービーン(前記事参照)のような胡散臭さは全然ない。ビーンもスーツだったが…。
実際、リチャードは親切丁寧で冗談も言ってくれる感じの良い人であった。


<リチャード内見1軒目>
オフィスのあるLondon Roadから車で5分かからない住宅街。煙突付の一軒家の2階。
うちの希望より大きい2LDKほどの物件。
バスタブはないがシャワーブースがある。
古い物件だが今月きれいにするらしい(decorateって言った)。
今は物置状態で家具が何個も置いてあるが、好きなものを選んでよい

これで家賃は£525!! 立地も良いし破格。
イギリスの家は基本的に古く、古い建物を直しては使っている。
今はレトロなおばあちゃん家みたいな状態だけどリフォームするならいいかなぁと決めそうになった。
しかし、安すぎて不安になったので保留。
お湯用タンクもあったし、床も妙にフカフカしていたし(=いつか床が抜ける可能性)。


<リチャード2軒目>
1軒目の真向いにある一軒家の1階。6畳はあっただろう庭付き。
縦長の1DKで家具なしだが、最近リフォームして綺麗にしたらしい。

家賃は月£575!ばっちり予算内!
でも家具なしか…庭はいらないので家具をくれ。


オフィスから電話があり、飛び込みでもう1軒見に行くことになった。
「僕もこの物件は入ったことがないんだ。冒険だよ!ハハ!」
(by リチャード)↑夫による英訳

リチャードがドアをノックして「ハロー?」と声をかける。まさか…!?
応答がないので合鍵でドアを開けると…他人んち(笑)
留守ですけど入ってよいの?!( ゚ ▽ ゚ ;)


<リチャード3軒目>
1、2軒目からだいぶ離れた住宅街の一角。
一軒家を賃貸用に改築したのかな?という家の2階。
近年リフォームしたであろう1DKで家具付き。
バスタブ付の清潔感あるバスルームにちゃんとしたシャワーが付いていて、
その都度ガスで湯沸かしするのでお湯は制限なく使える。
床はギシギシはするけどフカフカはしていないので安心(笑)

他人んちだと思うと気後れしてじっくりは見れなかったが、
多少家賃が高くなっても、立地が不便でもこの部屋に住みたいと思い、即決


この後、急いで職場に戻らないといけない夫(と私)を車で送ってくれたリチャード。
最後の物件を見に行く前から「急ぐなら帰りは送るよ」と言ってくれていた。
そう言ってくれなかったらこの物件は他のお客さんが決めてしまったかもしれない。
接客・物件ともに満足であった(*^▽^*)

ミスタービーンも彼の所の物件も、ほんと何なの~!ヾ(。`Д´。)ノ
ここより家賃が高いのに、ここより良いところが何一つない(笑)


私たちが入居したときの写真です。ダイニングキッチン。



バスルーム左半分。


バスルーム右半分。

見切れていますがバスタブはよくある普通のサイズ。さらに寝室が1部屋あります。



長くなっておりますが、次は契約の騒動へとつづく。