モデナ大聖堂内へ | 謎のこうのとり 

長方形のバシリカ型、3つの礼拝堂からなる後陣。

聖堂内は煉瓦造りで赤褐色の空間が重厚さを増している。

午前10時で聖なる光が差しこむ時間のはずが

雲が多いのか? 堂内は全体的に暗かった。

聖堂内で楽しみにしていたのは、内陣とその手前の壁(内陣障壁)

中央には「キリストの受難伝」が刻まれていて

ダウン中央は最後の晩餐

その右はユダの接吻とペテロの耳切りアップ

これらはアンセルモ・ダ・カンピオーネの作で

石に彩色している。

 

このテラス状のポンティ―レを6本の円柱が支えている。

アップ腰をかがめた男の背ダウン

獲物を捕らえたライオンの背アップ

ところで、この日は月曜日だったけれど、イースターということで

ミサが始まった。もっと写真を撮りたかったけれど

ここでスゴスゴとさらに奥の半地下となった後陣に進む。

60本の円柱で支えられたクリプタ

円柱の柱頭彫刻がユニークで楽しい。

天井のキューポラは15世紀の建造であり、ロマネスク様式ではないそうな。

 

フェッラーリ、バルサミコ酢の工場見学のツアーはたくさんあるが

私にとってはこの大聖堂だけを見ることが

今回の北イタリアの小都市を訪ねる目的の一つだった。