2日とった有休の一日、妹夫婦とともに遠出する。
木材会社が経営する森の中のカフェでランチ、北欧家具・雑貨の店で
目の保養、そして、秋に耐震工事のためにしばらく休館となる
美術館に行くのが予定だった。
木材会社では子供の工作指導をしていて、賑わっていたが
なっなんとカフェと隣接するクラフトショップは閉まっていた。
木材会社の方にホームページにはお休みなんて表示はなかったよーーーと
カフェのランチを楽しみにしてきたのになぁと話すと
気の毒がって、行きつけの美味しいうどんやさんへの地図を書いてくださった。
せめて看板犬のモックに会いたいと言うと、広い製材会社構内を
「きっと涼しい所にいるはず」と探してくださった。
もっくはパトロールをしていたのだ。
そして、自ら事務所の引き戸を器用に開けて、涼しい部屋にどうぞと・・・・。
もっくは散髪をして、スッキリしていた。ライオンカットのしっぽが滅茶かわいい。
そんなこんなでおススメのうどんやに行く。
素朴な店構え。
しかし、侮るなかれ、地元の人が通ううどんや
確かにおいしかったずら。
いなり寿司もうまかった。
そして、今度こそは予定通り北欧家具・雑貨の店に行こうと走り出すが
北欧雑貨の店名とよく似た名前の美容院を間違えて
美容院と同じ建物内の器屋に入ってしまった。
「うつわや楓」
ちょうど「二階堂明弘」さんの陶展をしていた。
初めて知ったのだが、二階堂さんの器は世界のシェフから注目されていて
日本でも有名なシェフ(名前は忘れた)もわざわざ千葉の工房に足を
運ぶと言うお若いけれど、確かな手仕事をされる陶芸家なのだ。
店内は私好みの器や工芸品が所せましと並び、
あれもこれも欲しいと物欲がフツフツと湧き上がる。
店主が試飲のコーヒーをいれて下さった。
本当に美味しかった。ご馳走様でした。
そして、ついに買ったオーバルボックス。
右の上のやつね
岡山の「小林克久」さんの手なるもの。
とても丁寧な手仕事をされる方で店主一押しだそうな。
店主は毎年、松本のクラフトフェアにも行き、なかなか目利き。
隣りの美容院は息子さんらしい。
男性なのに山葡萄のカゴバッグを愛用しているとかで
使い込んで味の出たカゴも見せて下さった。
いろいろと話が弾み、妹に「仕事の邪魔したら悪いじょ」と言われ
しぶしぶ店をでる。
もう一つ、二階堂明弘さんの器も買った。
帰宅して、早速料理を盛った。
かなり気に入っている。
間違えて入店してしまい、男女の仲ではないけれど
縁は異なもの味なもの。
予想のつかない器屋さんとの出会いに感謝である。