初冬 京都の旅 画家の暮らし | 謎のこうのとり 

妙心寺から徒歩2分、駅に行く。

ここから北野白梅町駅(終点)まで行き、少しだけ戻り目的地に到着。

櫻谷文庫

和館、洋館、画室の3つの建物があり、国登録有形文化財の建築物。

木島櫻谷ご一家が暮らした和館は木造二階建で

当時使っていた暮らしの品々もそのまま展示していて

画家の生活が想像でき、とても身近に感じることができる。

至る所に芸術家らしいこだわりがあり、係りの方の説明に

櫻谷がこの地をいかに気に入って暮らしていたか

この家に愛着をもっていたか、心に沁みてきた。

櫻谷がデザインした着物

二階には下絵が数点展示していて、一万点にも及ぶ蔵品のごく一部だそうだ。

何度も通い詰めた動物園の虎の下絵。

虎って、こんなにかわいいんだなぁと思うほど

優しい目、ふんわりした毛並み、

なでなでしたくなるくらい。

櫻谷の机の上には「虎屋」の飴色になって使い込んだと思われる箱があった。

櫻谷は酒は召し上がらず、甘いものがお好きで、よく虎屋から取り寄せしていたそうな。

台所も時代が感じられる道具類がたくさん。