マドンナ・デル・オルト教会堂
元々、この教会はゴンドラで千潟を行く人たちの安全祈願のために
聖クリストフォロに捧げられました。
15世紀近く、畑(オルト)から聖母像が見つかり、それ以後、聖母マリアの像を
本尊とするようになったそうです。
ここも教会内の写真撮影は禁止です。
マドンナ・デル・オルト教会堂はペニスで見た教会の中では地味です。
煉瓦の壁、天井は木の格子になっています。
でも、壁を埋める絵はティントレット。
画像はお借りしました。
聖マウロ礼拝堂の扉の上には「聖マリアの奉献祭」があり
はっきりした明暗、階段を上っていくマリア、階段の暗い部分には
壁に沿って乞食たちがたむろしています。
ティントレットの絵に描かれている人物はどれも動きがあり、
迫力があります。
「最後の審判」「モーセが律法の板を受け取る、金の雄牛の崇拝」など
の絵も同じく迫力があり、時間が過ぎるのを忘れるくらい見入って
しまいました。