砂時計 | 謎のこうのとり 

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先週の土曜日、DVDを5枚レンタルし、今週は毎夜一作ずつ観た。


  真珠の耳飾りの少女

  ショコラ

  オデッサ・ファイル

  カサノバ

  ベニスに死す


「オデッサ・ファイル」

お気に入りの作家フォーサイスが原作なので期待して

観たら、原作とはかけ離れたストーリーで少し残念な思いがした。


「真珠の耳飾りの少女」

マウリッツハイス美術館に所蔵されているフェルメールの

絵に関するストーリー。

フェルメールはこんな時代に生きた人なんだなぁとその時代背景がとても興味深かった。


「ショコラ」

チョコレート屋さんの女主人が作るショコラは凍った人の心までとかす魅力がある。


でも、実は本当にショコラが必要だったのは、この女主人だったんだとラストシーンを観て

ハッピーな気持ちになった。

私にピッタリのショコラって何だろう? フランスの田舎の不思議なショコラ屋さんを

探す旅にいつか行ってみたいなぁと思った。


「カサノバ」 

ラブストーリーが苦手な私だけど、プレイボーイのカサノバが運命の女性と巡りあい

あの手この手でベニスの美しい風景の中、奮闘する。

登場人物の中世の衣装、生活、調度品なども豪華で楽しめる。

爽やかなハッピーエンドで観たあとスッキリ


「ベニスに死す」

老いた高名な作曲家とポーランド人の美少年がベニスで出会う。

ほとんど作曲家の一方的な想いだけど、人生の最後に再び灯された熱い想いが

見ていて、とてもせつない。

老いていく悲しみと若く美しい少年の輝きが対象的で


作曲家が人生を砂時計に例えた言葉が心に沁みいる。



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