ガムラ・スタンからセントラルステーションに向かう。
雪はますます強く降ってきた。ダウンのフードをかぶり、エスキモースタイルで歩くと
多少の雪や雨もへっちゃらずら。
シティターミナルに着き、アーランダ空港行きのバスのチケットを買った。
日本の両替機のような小さいチケット販売機の前には長蛇の列。
この機械だとカードでしか買えないから、私はカウンターで現金でかうことにした。
カウンターに行くと、受付の女性が早口で何か言った、「へっ」という顔をしていると
またもや紳士が、通路の中央の柱の影にある小さい番号札を印刷する機械を
指さして、「あれから番号札を取って、電光掲示板にナンバーが出たら、カウンターに
行くんだよ」と教えてくれた。タック
無事カウンターでアーランダ空港行きのバスチケットを買い、パス乗り場につながっている
カウンターの向かい側の入り口で少しだけバスを待った。
バスは二台がくっついた長い車両なので、チケットをギリギリに買ってもすぐに乗れる。
空港まで約一時間。窓の外がみるみるうちに白一色の世界になっていく。
このあとヨーロッパは100年に一度の寒波が襲ってきたそうだ。
私はギリギリのところでこの寒波から逃げ出したらしい。神様 タック
アーランダ空港に到着。
早速チェックインをしようと、ルフトハンザのカウンターを探すけれど、にゃーずら。
係りの人に聞くと、ずっと向うにあるナンバーを教えてくれた。
そのナンバーのカウンターに行けども、ルフトハンザのマークはにゃーずら。
これは困ったずら・・・・・もう一度、私くらいの女性の係り員に聞くとやっぱり
そのカウンターのナンバーを教えてくれる。
そのカウンターに行き、Eチケットを見せると、なんなくチェックインができた。
スターアライアンス加盟の航空会社のカウンターだったのだ。
ひとつ勉強になったずら。
一枚のBoarding Passに
ストックホルム ~ ミュンヘン
ミュンヘン ~ 成田
羽田 ~ 私の地元空港
この三便がプリントされていた。それぞれには出発ゲートも書いているので
なくさないように、しっかりといつもの場所に仕舞いこんだ。
それにしても長い道のりずら。
セキュリティーチェックも済ませ、おしゃれな空港内を探検してみた。
免税店でピカピカカエルくんを買い、出発ゲートのすぐ隣のスターバックスで出発ギリギリまで
寛いだ。だって、この椅子とっても座り心地がよかったずらよ。
ミュンヘン空港に着き、ANA成田行きの出発ゲートに行くと、ツアーの日本人がたくさんいた。
ここで、しばらくぶりに日本人を見て、なぜだかホッとする私。
きれいな添乗員さんがツアーのお客さんと楽しそうに日本語で話しているのを聞いて
またまたホッとする私。
英語も完璧ではない、むしろたどたどしくて、外国人に話しかけられても半分くらい理解して
あとは適当に推理して、話を合わせる英語力の私。
でも、こうして初めての国に一人で行って、一人で行きたいところに行って楽しんで
ちゃんと日本に戻ってこられるのだ。
もちろん、ストックホルムは治安もいいし、人も優しくって親切だったせいもある。
だけど、「行こう」という気持ちさえあれば、なんとかなるものだ。
人生一度きりずら・・・・・・迷っている間にもどんどん時間は過ぎていく。
行こうか、行くまいか、迷ったら、行くべきだ。・・・・と私は思う。
今回の旅行でも、職場の方に大変ご迷惑をおかけしました。
ありがとう。タック