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                      何に見えるずら?


日曜日、20日が彼岸の入りだが、諸事情のために本日お墓参りに行く。


県外の大学卒業後、そのまま県外で就職し、大阪・奈良・名古屋で仕事をしていた妹の

長男が家業を継ぐため、9月にIターンした。

今回のお墓参りにはこの甥も一緒だ。


甥は小さい時から、典型的な長男気質でおっとり、のんびりした穏やかな性格。

学生の頃、修学旅行でのバスガイドに「のび太」くんというあだ名までつけられたくらいなのだ。

しかし、この甥は見た目で違って、なかなか我慢強いところもあり

私の自慢の甥ずらチョキ


お墓参りの帰り、いつものレストランで食事して、いつもの雑貨屋さんに行く。

レストランから雑貨屋さんに行く途中の小さい川に、すごいものを発見したワタクシ。

おおっーこれなら一網打尽ビックリマーク


この投網のような物体は、なんとクモの巣。

一般的な蜘蛛の巣は平面だが、これは三次元の巣なのだ。

よぉーく見ると、蜘蛛の巣にカラマッタ、無数の憐れな虫たちの残骸がある。


私はこの発見に興奮し、母・妹に「すごいものを見た」と報告するが

妹は「ふーん、東京タワーみたいな形じょ」と言ったきり、今イチの反応。

母にいたっては、「何事かと思ったら、蜘蛛の巣、ふんっ」と冷たい反応。


車の中で待っていた甥を呼ぶ。

ねっねっすごいずら?と甥に言いながら、近くにあった葉っぱをクモの巣にむかって落とす。

ゆらゆらと葉っぱはクモの巣にひっかかる。

中央部分にいたクモがさっさささささと寄ってくる。

この大きい立体的な蜘蛛の巣に対して、意外と小さいクモだった。

もしかして共同住宅ならず、共同クモの巣かもしれないずら。

そんな興奮した私を置いて、甥はスタスタ車に乗り込んだ。


まったくぅ私の周りにはこの感動を分かち合える人はいないのかっしょぼん