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火曜日、謎の団体の会議があった。


いつも「わしは殿様だー、何か文句あるかー」オーラを全身から発している

殿様紳士。

今年に入って、妙にいつもの「いばり」がダウンしている。

先週の謎の会議にも「今年も何とぞよろしく」と低姿勢であった。


そして、今日のこと。

謎の団体は毎年3月に自治体と組んで大きいイベントを開催する。

協賛なので協賛金と、当日バザーをする品物を提供することになっている。

提供する品は紳士の家庭で不要なものが主であるが

ほとんどが管理職や取締役、当然頂きものが多い。

毎年2月にその商品を事務所で一旦預かることになっている。

おかげでただでさえ狭い事務所が物置き場と化してしまうのだ。

お知らせには「2月から受け付け」と書いたはずなのに

殿様紳士は大きい袋いっぱいの商品を持参してきた。


 殿  「ほれ、持ってきてやったぞ」


 私  「お知らせには2月の会議でお預かりすると書いていたはずですけど」


 殿  「むっ


 私  「あっありがとうございますあせる。まぁたくさんありますね」


 殿  「むっ


しまったー、あとが怖いずらと内心おびえていた、会議が終わり

後片付けをしようと横を見ると、殿さま紳士が立っている。ドクロ


 殿 「これさっ、重いから受け付けまで持っていってやろうか」


 私 「とんでもないことです。私は力だけが自慢なので、私が

    持って参ります。ホントにありがとうございました」


横でさっちゃさんがくっくっにひひと笑っているずら。

殿さま紳士、お知らせをよく読んでいなかったずらね。

まっ今回は勘弁してやるよー(心の声)