彦根城天守閣横の売店から流れていた
「ひこにゃん、ひこにゃん、ひこにゃんにゃん
」の歌が頭から離れない
気づくと、口ずさんでいる自分
夕食は彦根城近くの蕎麦屋に入った。
「献上伊吹そば つる亀庵」
妹がレジで会計をしている隙に、私はレジ横のお菓子コーナーのチェックをする。
蕎麦が大好きな私、そば饅頭、そばせんべい、そば茶・・・・・とにかく
蕎麦と名がつくものは確認を怠らないのだ。
そばせんべいの試食用の皿はからっぽだった。
思わず 「にゃーずら、試食用せんべいがにゃーずら」と叫ぶ私。
その叫び声は、店外でタバコを吸っていた妹の旦那さまにもはっきりくっきりと
聞こえたらしい。
レジのお兄さんは慌てて飛んできた。
「申し訳ございません、すぐにご用意いたしますから」
「おっほほほ・・・別にいいんですのよ」と一応遠慮する私。
しかし、妹に言わせれば 「おねえちゃんの声、すごかったよ。もう恥しいじょ」
お兄さんは売り物のそばせんべいの袋をその場で開き、
「どうぞ」と差し出してくださった。
うっうまい
もち買ったずらよ
これで買わなきゃ女がすたる
このそばせんべい、職場の方々にも、銀行の方にも評判がよかった。
彦根にお出かけの方はぜひお買い求めください。