空 退社間近、事務所の外を見ると 腸のような雲が空いっぱい広がっていた。 日暮れが早くなり、家路につく頃は車のライトがやけに眩しい夜。 家々の窓からは温かい灯りがもれ、吸い寄せられるように わが家へと急ぐ人達。 秋深し、いつもと変わらない風景に、また1つ年取ったなぁと しみじみ感じ入る今日の私であった。