アルブレヒト・デューラー
「自画像」1500年
この絵に会うために、昨年11月ミュンヘンに行った。
ホテルから地下鉄と路面電車を乗り継ぎ
中心部へ向かった
なんとっ途中、地下鉄も路面電車も故障で停まり
後続車に乗り換えるというアクシデントあり
そんなこんなでやっとこさ辿り着いたアルテ・ピナコテーク
デューラーの自画像を目の前にして
心の中に達成感のようなものが湧き上がってくる。
真正面向き左右対称の自画像。
この描き方はそれまでは、キリストのイメージ、
ヴェラ・イコン(真実の姿)を表すためのものだった。
絵の右上にはラテン語の銘文の翻訳がみられる・
ニュルンブルクのアルブレヒト・デューラー、
当年28歳を、不滅の色彩で描いた
何かに迷ったとき、この絵を見る。
この絵を通して、自分自身を見つめるようにと
デューラーの自画像は静かに語りかけるように
示唆している。
答えが見つからなくても、自分自身を見つめる時間を
もつという事に意味があるのだと私は思う。
私にとって、とても大切な一枚の絵である。
ミュージアムショップで買ったバッグ