いやぁ惜しかった。
この日曜日は朝イチにケンタッキーダービー。日本からは5戦5勝のフォーエバーヤング、2戦2勝のテーオーパスワードの2頭がそろって出走しました。
ケンタッキーダービーといえば、レース前に流れるmy old kentucky home!
My Old Kentucky Home #KyDerby pic.twitter.com/q2vtec1TlS
— Byron King (@BH_BKing) May 4, 2024
コーラスに包まれる中で本馬場入場するその様は荘厳!
昨年グリチャで見られなかったこともあって感激しました。
こんなところで「今日、ケンタッキーにしなぁい?」とか言ったらどうなるんだろう?
それにしても、それにしてもフォーエバーヤングは惜しかった。
軸にしていた馬が遅れだしたところでフォーエバーヤングに注目。
出遅れたところでもうだめだぁ、と思っていたらなんと4コーナーで外から進出し、従兄弟のシエラレオネとガチバトル!
【🇺🇸#ケンタッキーダービー】
— netkeiba (@netkeiba) May 4, 2024
直線のハイライト映像です。
🎥 @AtTheRacespic.twitter.com/GX6Mnvaknp
シエラ「オラァ!」
フォーエバーヤング「オラオラオラァ!」
2頭がバチバチやりあいながら追いかけてきましたが、前を行くミスティックダンをわずかにとらえきれずシエラレオネが2着、フォーエバーヤングが3着。という結果に終わりました。
優勝馬の調教師と騎手は、前日のケンタッキーオークスも優勝しており、2日連続のVで幕を閉じました。
1995年。スキーキャプテンが初めて出走して29年。2016年のラニ(9着)以降、幾度となく挑戦しては敗れる日々。質の違うダート、初めからガンガン飛ばしていく我慢比べのようなレース展開。日本の馬が北米で互角にたたかうには時間がかかると思っていました。
それが、勝ち馬まであと一歩というところまで来たのが素直にすごい。2021年にはほかならぬ矢作調教師がマルシュロレーヌで牝馬ダート世界一決定戦であるBCディスタフを優勝し、日本の馬でもやれるところを見せてくれました。
昨年にはデルマソトガケがBCクラシックで日本馬最高着順となる2着。着実に北米のダートに手ごたえを感じていたなかで、フォーエバーヤングが勝ち馬から僅差の3着に健闘しました。しかも出遅れと直線のぶつかり合いがあっての3着。ナイスファイトと思う一方、悔しい気持ちが湧き出てきました。
何とか勝負になってほしい、ではなく勝つつもりで乗り込んでいった矢作調教師の気概が、北米競馬に対する認識を変えていったと思っています。
何がともあれ、お疲れ様でした!
ケンタッキーダービーが終わって約8時間後。遠く離れた日本の地で行われたNHKマイルカップは過去のデジャブを感じる結末を迎えました。
朝日杯のジャンタルマンタルと阪神JFのアスコリピチェーノ。牡牝の2歳チャンピオンが史上初めて激突したこのレースはジャンタルマンタルが優勝し、アスコリピチェーノが2着。牡の2歳チャンピオンに軍配が上がりました。
朝日杯を優勝後、共同通信杯で2着に入って皐月賞で連対を外してNHKマイルカップを勝つ、というパターンは2019年のアドマイヤマーズとそっくり。一方阪神JFから桜花賞、NHKマイルカップ連続2着は2020年のレシステンシアと一緒。ちなみに父は両方ともダイワメジャーだったりします。
3歳マイル王になったジャンタルマンタル。NHKマイルカップ勝ち馬がその後古馬になってマイルGⅠを勝ったケースが極端に少ないことを指摘しましたが、果たして彼はどんな足跡を歩んでいくことになりますでしょうか。
個人的にはいつかBCマイルで雄姿を見てみたいと思っています!